唐突に始まりました、日記の連載。
運営から「実戦日記が足りない」との報告を受け、自分がとりあえず書いてみることにしました。
現在募集中の書き手さん達が充実してくるまでは、不定期で書いていきたいと思っています。
いかんせん不器用なものですから、「紙の方と変わらないじゃないかよ」というご批判もあるでしょうが、その辺はご容赦くださいませ。

「目指せマリーアントワネット! 上から入らなきゃ、下から回せばいいのよ」

11月某日

先週末に市が無料でやってくれる健康診断の結果を聞きにいってきた。
結果は…
・中性脂肪(悪玉コレステロール)値
正常の範囲ではあるが高め
・血糖値
これも正常の範囲だが、同じく高め

まあ、メタボ予備軍ということですわな。今年の夏はアイスも炭酸飲料も控えめにしたのに…、ちぇっ。
お医者さんには
「動物性脂肪は控えましょう。魚はOK」「あとは運動ですね」
と言われたけれど、運動してる時間なんてあるかい! ってキレてどうする(笑)。
とりあえずは、喉元過ぎれば何とやらでも、本当に食べたい時以外は肉の塊を食べないようにするか。

そんな週末を終え、とうに今週も稼働の日々。
本日のアテは暦で状況を予想しやすい3円のホール。機種は例によって例のごとく海です。
ぶっちゃけ、オジさんはポンコツだから、海くらいしか人並みのスキルないしね。

入店して台をチェックしていくと…。うん、今日ヤバくね? 頑張る日のはずが、平常と変わらないぞ。

できるプロならば「一発も打たずに移動。足早に第2候補へ」でしょうが、あいにくと今日のアテのもう一つは人が多い。今から移動では海に空席があるかも怪しいのですよ。

いいだろう、何とかしましょう! 再プレーの範囲だけ試し打ちして、ダメなら持ち玉で時間千円くらいの羽根デジでお茶を濁せばいいや。
これから将来ある打ち手には勧めませんよ。こんな行動。でも、俺はいいの、ダメプロだから。

うまく事が運ばなかった言い訳を心の中でして、マイナー機の大海物語MTE15の1台へ。この機種は沖海4のようなアタッカーのオーバー入賞は望めないが、大海物語スペシャルWITHアグネス・ラムと同じく電チュー仕様が甘めで玉減りのリスクが小さい。ついでに、連チャンの破壊力が弱めなので、ミドルの中では穏やかな部類。

打ち始めると、再プレー500個で44回転。ステージも悪いしねえ。まあ、スカった日の余り物なんてこんなもの。

食事制限の話から無理やり繋げるけれど、かつてフランス革命で処刑された王妃マリー・アントワネットは「パンが無ければケーキを食べればいいじゃないの」と、言ったそうな。
パチンコも一緒。ワープからの玉に期待できないのなら、ステージへ自力で乗り上げる玉(ワープ経由よりも奥穴に決まりやすいことが多い)&直接入賞で頑張ればいい。

もちろん、その手の奇策で結果を出すには、そういう仕様のゲージであり、打ち方の効果も必要なり。マジシャンじゃないのだから。そういう意味で、合わせの自由度が高い海系は今でもありがたい存在だ。チョロ打ちが効いた海スペや、右打ちで回せた大海M56、白海ほどじゃなくてもね。

ちなみに、今回は(行き当たりばったりが常の自分にしては珍しく)そういう奇策も考慮して台を選んである。ゲージも大事、発想も大切。
でも、同一店の同じ機種でもちょっとした釘の違いでそこそこの効果があったり、まるで無駄なのが今のパチンコ。
最後のカギは個別の選択だと思う。

というわけで、強め打ち開始。イメージとしては左右にチラシながら、勢いのある玉を多く作る。どこへ打ってもヤクモノのカタ部分に一度集まるゲージの利点を利用して(全くの無駄玉が出にくい)ヘソに届く玉を増やし、ついでにステージへの乗り上げが増えてくれないかなあ、という期待だ。

合わせを変えた250個では14回転しかせずに愕然としたものの、次の250個からは32回~28回~25回~37回といい感じ。
たまにはやるな、俺も(笑)。

もう125個入れたところで、待望の魚群到来。いつ見ても透けた紫色は美しい! 赤魚群とか全然奇麗に見えない自分は、美的感覚が何か欠落しているのかもしれない。

このリーチが無事に222で揃って単発の当りをゲット。この機種にも潜伏があるから、判別をしていない(あえてだよ、やろうと思えばできないことないんだからね! ←ツンデレか)分期待もあったのだが、無事100回転の時短はスルー。

この間に増えた玉は70個ほど。時短終了後に下皿に落ちてきた玉数なので、実際に増えたのはもうちょっと少ないかもしれんが、時短の後半にもチョロチョロと下皿から出てきていたので、減ることはない。
小デジが時々止まってしまう台でも、毎開放をひねりながら狙った甲斐はありだ。

持ち玉は184回転で消滅。一度だけ音もしないリーチ(スーパーで鉄板、ノーマルは当りか前後1コマ外れになる)があったくらいで盛り上がりはなかったな。

とはいえ、このペースなら安プロ的には余裕。まだムラがいい方に出ていたとしても、持ち玉で時間2千円ということもないので、ジタバタせずに済みそう。
実はプロにとっては、こういう判断が下せた時が一番嬉しかったりするのですよ。

「400分の1のキカイをやってるわけでもないし、そのうち当りは来るでしょ」と楽観して買い足しに出るが…。
うん、好事魔多しというやつか、飲まれてから再プレーも現金投資に換算した5千円ずつのラップで
141回~272回~402回~510回~607回~742回
とハマリへ入る。ふむ、朝の回りはフロック気味で、そこそこの台で妥協という感じか。

ハマリの気分はいつも一緒だ。たいていはアツい演出が全く出ないわけじゃない。今日のハマリ中もサカナ(魚群)は二度出たし。
でも、海はサクサク回るから、その分飽きてる自分もいる。ああ、贅沢なり。王妃様ほどじゃないけどね。

当たったのは再プレーの残り625個と28500円を入れた954回目。
「ハマリは期待しなくなった頃にノーマルリーチで抜ける」これって皆さん思わない?
今回はクラゲからのマリンリーチでしたが。

うっ、マジか? また昇格も緑画面での当り(潜伏や時短連チャン)無しの単発かよ。
けど、まだ時間もあるし諦めるには早い。
ましてや、自分の座右の銘は「当りは諦めた先にいる。俺は諦めが悪いから、人よりちょっと先だ」だしな。

「マジでアップダウンの一日 最後までわからなかった結果は?」

おっ、早いのが来た! 1&9のWリーチでサカナが流れて999の大当り。これを待ってたのよ。
いや、2連で終わりましたけどね。

再度飲まれる覚悟もしていたが、お次も早くて泡の珊瑚リーチがスルスルと止まらずに突確ゲット。
そしてこれが2から昇格の333~444(大当り中の最後の一つ前のラウンドで昇格)~666~時短か潜伏か定かではないものの777の引き戻し(?)~222と続いた実質5連チャン。

おや、もう電車道かな。次も130回転と早くWリーチのサカナから当然のように(あくまで気分による感触です)333で2連チャン。

次はさすがにハマリに入ったけれど、この間に数採りをしてみると、また回りがアップしている感じ。今は千円28個とかのハイペースだ。
「いいよ、ハマるよ。どうせ均せばそれなりにしかならぬのがパチンコの確率の世界。回らない台でハマるよりは、回る恩恵も大きいのだし」
そう達観していると、千回ハマリの手前、955回目にやっとこサカナがモノになって222。
「これでほぼ定時近くまで粘れるなら、悪くないな」
丼勘定で当たらずに終わった時の収支を頭に浮かべて、忙しい電サポ中の打ち方に精を出していると…。

う~ん、事実は小説よりも奇なりというやつですか。初当りは潜伏だったようで、4回転で444の当りを引いて、確変へ昇格~8から昇格の999~222~4から昇格の555~突確を挟んで111~222~今度は自力か? 666(これも大当り中に昇格)~444と来て、実質9発!

65回転させて定時の9時を迎えたところで、16475個を流して終了。
終わってみればアップダウンの末に、(多少現金投資は多かったのは考慮せずに)いつもの目標日当に近い内容か。こんなもんであっしは十分でヤンス。

投資 再プレー2500個&28500円
出玉 16475個
収支 +13800円
回り 26.76回/千円(1440個計算)