皆様、楽しくパチンコ打たれてますか?
私のパチンコ自伝、数多くの方がお読み下さっていると聞いて大変光栄です、誠に有難うございます。
ただ昔話だけではあまり面白くない、という方もいらっしゃると思います。
そこで今回は趣向を変えて、現在の私がどのようなパチンコを打っているかを皆様にお伝えしようと思います。

その前にまず、私の中でのパチンカーに対する分類について紹介させて下さい。
すなわち「ルーザー(loser)」「プレイヤー(player)」「ウィナー(winner)」「プロフェッショナル(professional)」この四つです。

前二者は、いわゆる負け組と呼ばれているパチンカー、年間収支がマイナスになっていらっしゃる人々のことを指します。
「ルーザー」と「プレイヤー」の違いはその人それぞれの許容される範囲、まあ一般的に言いますと小遣いの範囲内で遊べているか否か、ですね。
特に借金までしてしまうような「ルーザー」の方々は以前にも触れた通り、パチンコとの付き合い方を考え直す、というか関係を断つ必要が出てくる可能性があります。

さて一方「ウィナー(winner)」「プロフェッショナル(professional)」とは言わずもがな年間収支がプラスになっている、いわゆる勝ち組と呼ばれている方々を指します。
そのうち「プロフェッショナル」はパチンコのみで生計を立てる事が出来る方。
純粋に後者を張れる方は現在、そう多くはいらっしゃらないと思います。
私は小遣いを倍増とは行かないものの、ある程度は増やせておりますので一応「ウィナー」に入りましょうか。
さて皆様はどの範疇にお入りになりますでしょうか?

ということで私の打つパチンコですが、基本は当然ながらボーダー理論に基づいた期待値・仕事量を最重要視し、回る台、勝てる台を選んで長時間打つスタイル。
ちなみに期待値・仕事量というのは、その台がどれだけ回って電サポ中や大当たり中に賞球が表記通りに出るのかなどを加味した台のクオリティから弾き出される数値ですね。
その台を一日打ったら理論的にどのくらい勝てるのか、という額です。
確率に支配されたデジパチの場合、勝ったり負けたりを繰り返しながらも、長期的には必ずその理論値に近づいて行きます。
そのカラクリを熟知しているからこそ、どんなにハマろうと、他人がどんなに爆発していようと、構わず冷静に打ち続けることが可能となるのです。

本業がありますので、打てるのは平日一日と土曜の半日、平日の終日パチンコの前日には下見と称した夜パチに出ていました。
最近はちょっと生活拠点などの環境がガラリと変わり過ぎているのですが、それまでは田舎の郊外店を3-4店舗巡る形。
実際打つのは1-2店舗、そのうち勝てる、すなわち仕事量が稼げるような台はその数店舗で、あって数台、それが現状です。

基本的に対峙するのは甘デジ・羽根デジと呼ばれている機種、確率分母が100前後の機種。
最近ですと甘シンフォギア、甘リング終焉、沖海アイマリンといったところでしょうか。
都会ならば店舗数が多いですので、いわゆるイベント日を狙って多くの店舗を巡ることも可能でしょう。
しかし店舗数のそれほど多くない田舎では、なかなかそうはいきません。
となると、いかに平常時でも勝てる台を探すか、それが重要となります。

先日この悠遊道を運営されている安田プロと超お久し振りにお話する機会がありました(安田さん、本当に有難うございました♪)。
その際にも話題が出たのですが、やはり勝ち続けるためには「マイお宝台あるいは保険台」をどれだけキープできるか?
それにかかってくると思います。
すなわち、

①特定のストロークによって回転率が上げられる
②電サポ中に止め打ちして普通に打つより玉が増やせる、或いは玉減りを最小限に抑えられる
③ホールさん側から嫌われないように立ち振る舞う

この三つを駆使して他の方々が打つよりアドバンテージを得られる、そんな機種のレパートリーをいかに多く持つことが出来るか、ということです。

まず①ですが、私にとって昨年度の長きにわたり仕事量の稼ぎ頭になってくれたのが、甘火曜サスペンス劇場2でした。
この台、基本スペックはそんなに甘くないのですが、とにかく狭いポイントを打ち抜くと気持ちいい程に回る事がありました。
またステージ癖が良いと、それに上乗せして回ってくれるので結構良い思いをさせて頂きました。
こういう台は余程出されない限り、シメられる事がありません。
普段は状態が悪くなっても仕方ない週末や大型連休でも同じ条件で打てるような場合、マイお宝台を掴めた可能性が高いです。

②の玉増えですが、最近は以前のように玉が下皿からジャラジャラと溢れるような状況となれば、すぐに偉い店員さんがすっ飛んで来ます。
私自身「今度やったら出入り禁止ですよ」と注意された事もあり、それがホールの呼び名になった事もありましたっけ。
③にも繋がることですが、もし玉を増やせる台があったら店員さんがすっ飛んで来ない程度に間引き止め打ちをする、そんな努力も必要となりましょう。
もっとも最近は後者である玉減りを最小限にとどめる、こちらが主流になっていると思います。

最近ですと甘リング終焉、この台も基本スペックは辛い部類に入ります。
しかしその分お店が回してくれる事もしばしば、しかしこの台、右のスルーと賞球ありポケットの調整にもよるのですが、サポ中に打ちっ放すと大抵玉がバリ減りしてしまいます。
結構回っていても、そのサポ減りで負ける台に変貌することがしばしば…そこで止め打ちです。
サポ中の電チュー(ベロ)は、大体8-9個打ち出される時間だけ解放します。
序盤の即手落ちゾーン以外、スルーに1-2個、そして電チューにも1-2個入れば十分回転が途切れずサポートを受けられます。
したがってその最小限で打ち出したら、あとはひたすら止めるのみ。
もっともスルーを通らず打ちっ放しにせざるを得ないような調整であれば、まず打ち続けても良い事はありませんのでサポ終了後即投げです。
このように普段は減るものを極限まで少なくすることが出来るだけで、かなり他の方々が打つよりもアドバンテージが得られることとなります。

最後の③ですが、これが意外と重要です。
ホールさんにとって勝っている人間は、経営的に見ると間違いなくマイナス要素。
しかし同時に、条件を良くしてお客さんに出して欲しい際には粘って出してくれるので出玉のアピールになることもまた事実。
決して媚びへつらえ、とは言いませんが少なくともホールや他のお客さんの迷惑とならないよう立ち振る舞う。
そして状況が良ければ粘り倒し、なるべく出玉だけは目立つようにする。
さすればきっと、ホールさんにとって必要な勝ち組とみなされるようになるはずです。
実力者はホールにとってある程度貢献をせねばならない、私はそう思います。

以上、現在の私はこんな感じで日々パチンコに対峙しているわけなのであります。