はじめましての方は、はじめまして。そうでない方は、こちらでもよろしくお願いいたします。不思議なご縁がございまして、悠遊道でコラムを書かせていただくこととなりました。佐々木真(ささきまこと)と申します。

しかしまあ、ドキドキが止まりません。月末29日発売だった『必勝パチスロファン』出身(もう何年も休刊中)ですが、同日発売の『パチスロ必勝ガイド』の方々、しかも大先輩が多すぎるんですもの。呉越同舟はこちら側の見方。きっと眼中にもなかったに違いない(笑)。

2006年まではパチスロ雑誌が溢れていました。ガイド・マガジン・必勝本といった大手以外にも、パチスロ王・虎の巻・攻略の帝王・設定攻略・マニアックス・実戦攻略・天国・etc……。しかし、今でも残っているのは大手のみです。一時期5誌を掛け持ちしていましたが全部休刊です。ぶっちゃけ、大手誌とは何もかもが違うのです。 

弱小はメーカー取材の時間も短く(大手は提携マンガなど合わせて枠を取る)、予算が少ないから解析できる機種も限られ、そもそもマンパワーすらありません。巻頭を飾るような機種でも、担当ライターと編集とカメラマンの3人がデフォ。

そんな事情もあり、同日発売でもガイドに勝とうとかまったく思わなかったですね。自分の担当ページで、その機種の紹介一発目とかだけ。ガイドは大規模に展開してくる機種の場合、解析が出るまで無難なページで来る傾向がありましたから。こちらは、1号目がMAX2号目以降はフェードアウト。目指したのはガイドと一緒に買ってもらえる雑誌です(笑)。

勝負は1号目。限られた取材時間とマンパワーで、できるだけの成果を出すために必要だと思ったのが“準備”です。

なんとなく打ってシステムを考えるのではなく、打つ時は答え合わせにしておくのです。パチスロ機は、遊技機規則と内規によってどう作れるかが定められています。このルールを知っていれば、初見の機種の理解も早くなりますし、ありえないミスも防げます。

……というのを繰り返していたら、今では書く原稿の大半がこの手の話となってしまいました。一般ユーザーからは業界ライターと呼ばれ、業界ライター本職の方からはファン向けライターと思われ。自分でも立ち位置がまったくわかりません。『クランキセレブレーション』と『リノ』が好きな、単なるオッサンなんですけどね(笑)。

この悠遊道でのコラムも、業界ライターとファン向けライターの中間のような立ち位置になるかと思います。「どのように作られているか?」を考えるのもパチスロを楽しむスパイスとなってしまっていますから。

ということで、タイムリーなクイズを1つ出してみます。101日から導入開始となった初の6号機『HEY!鏡』からの問題です。

この役構成が意味しているものとは?

答えは、また次回。クイズは毎回出しませんが、今後ともご贔屓によろしくお願い申し上げます。