いや~ 昨日は疲れた……

何でって、あのオオマタ(椅子に座った時、短い脚をこれでもか!と広げよるから付けたあだ名)がドツくドツく。

お座り一発、右のタコ縦ラインで最初の魚(群)の時「ガンッ!!」とドツいて、それがピタ!

それからや、魚が出るたびにガンガンやりおる。

腹立ったんで、2度と魚では当たらんようにしたってん、後の祭り。

暗うなるまで粘りやがってからに。

腹いせに、ヤメた後座ったオバハン、当たりまくりや。

 

で、昨日の今日、開口一番 「なんじゃこれ! ワシがヤメた後当たりまくりやんけ。

「こんな当たっとる台、どうせ出がらしや」と昨日の隣台に座るオオマタ。

昨日の爆発台は皆敬遠し、やっと初客があったのは昼も過ぎてから、オオマタがそのバアさんに「その台あかへんで、昨日出過ぎとるさかい」

バアさん 「あらホンマやね、でも様子だけ見てみよ」

 

・・・最初に魚が来たのはオオマタ、それを見ていたバアさん 「ああ当たりやね!良かったなぁ」

オオマタ 「当たらへん当たらへん、こんなん保0(ホレー)からのサカナや」と分かったようなことを言いつつ、ゲンコを作ってドツく気満々。

すかさずバアさん 「当たりなんか、叩いても叩かんでも中で決まってるから」

オオマタ、いよいよカメが中縦ラインに並ぶ瞬間、作ったゲンコそのままに見届け、それがピタ!

「ほら当たった!」とオオマタの肩を叩き我がことのように喜ぶバアさん。

その後、ほどなくバアさんも大当たり、その後オオマタもドツくことなく2人共積み上げる。

ん!? オオマタ、いつのまにか脚がコマタになっとるやんけ。

う~ん、やっぱりバアさんは、菩薩様や。

バアさんは当たって、ドツきヤローはハマれっ思とるんは皆同じや。

そらそうやろ、魑魅魍魎の巣窟やったこの海の島をここまで浄化できたんは、バアさんのおかげや。

ほれ、隣に小さいバアさんがやってきた、この島は皆、バアさん仲間や。

ひとしきり世間話しても、玉は弾き保留3できっちり止めとる、間違いなくこの島では稼ぎ頭や、オレが当てたるまでもないわ。

 

ん!?

バアさん、ニコニコ顔でガッツポース!あっそうか、これサムポーズやな、それを皆にアピールし、皆ニコニコ、やっぱり好かれとるな~。

なんせ、あの俺にかまうなオーラビンビンの、当たろうがハマろうが無表情の鉄仮面プロ。長いことハマっとったが、やっと当たった瞬間、バアさんに肩叩かれ 「良かったなぁ」

刹那、あのちょっと困った感じ含んだニッコリ顔で 「長かったですわ」

あの鉄仮面があんな顔するとは、案外可愛いトコあるやん。

 

ん?  お前は誰かって?

オレは

大海物語M56の168番台や。

 

■じゃじゃ流パチンコ川柳

「荒廃の 島で輝く 菩薩様」