私の業界歴(仕事概ね30年、遊技概ね35年)の中で最も熱かった1日・・・

時期、雑誌のスクープ記事はうろ覚えの為、若干間違っているかもしれません、ご了承願いたい。確か平成3年の春くらいだったと思うが、パチンコ必勝ガイドの大スクープでユニバーサル系のパチスロに攻略法発覚!!の緊急特集が組まれました・・・

※確か当時はパチスロ必勝ガイドは単体でまだ無かった為に、パチンコ必勝ガイドでの緊急スクープとしての扱いだった記憶。

その名も「世界全滅打法」

この発売日の2日前に、情報を入手しました!!当時主任をしていた(不倫旅立ちの前)私は自店のオーナーが全日遊連の副理事、遊技場組合の組合長、そして情報収集力に長けていた、店も盛況していた為に、ネットが無くても色々なリアル話がオーナーから聞けました。

そこで早速、前会社、この店でも購入している販社社長に直接電話して裏を取りました。※この社長は昭和の時代から誰よりも早く、設定代行、パチスロのコンサルティングを行い、本当に長けている。船井総研さん、矢野経済研究所さんなど元祖コンサル大手でも、パチンコ業界に着手していない時代からパチスロの扱いには定評があった。そして攻略法は事実と知る。

写真は設定代行の広告・・・

この時点では、ユニバ系のスロットがゴトじゃないが、とんでもない攻略法がありヤバい事になっている!こんな話でした。。。

ここで、以前某パチスロの攻略法を安価で教えていただいた、隣県のプロに連絡すると、知っているよ!!もう都内では警戒している店もある。今日、上野に行ったけど、事務所に連行されて行くところも偶然見たよ。俺もやったけど、上手くセットが効かなかった、何かが違うのでは?でもキミにはお世話になっているから(18時オープンの新装開店に、私達が先に並んでいる時に台を確保して あげた事など貸があり)いいよ、教えてあげるよと・・・

実際に地元の田舎町で試したが・・・ダメでした

そんなムズムズしたもどかしさの中、発売日の深夜2時にコンビニ店頭に並んだパチンコ必勝ガイドを手に取ると本当に「世界全滅打法」の大スクープ掲載!!

その手順は、
① BETボタンを押しながらコインを1枚投入する。
② 枠内に7を狙って、リールを2ヶ所止める(テンパイさせる)

左→右に止めるのが良いが、ランダムすべりがあるので、必ずテンパイするわけではない
③ コインを2枚追加する。
④ 7をテンパイライン上にビタ押し!
何と!!これでBIGスタートです。

しかも特定な裏基板とかではなくて、ユニバーサル系の機械なら全機種に通用すると言う、とんでもない攻略法でした。

当時、ホールに設置されていたユニバーサル系のスロットは

〇センチュリー21

〇リバティベルⅢ(限定販売)

〇リバティベルⅣ

〇アメリカーナマグナム

〇ファイヤーバードEX

※確かコンチネンタル、セブンボンバー、ワイルドキャッツのメーカー仕込み事件の前です。

こんなラインナップでした。機種探しに困る事はない、上記はホール2~3件に行けば必ずありました。

偶然にも翌日は公休だった為に、早速プロの知人と関東は情報網も広いし無理そうだから田舎に行こう!!早速、群馬県の高崎市へ・・・

昼頃に到着し、ホールを見ると攻略法を使っている、それらしき人が2人居ました。昼すぎなのに明らかに小箱を4箱くらいカチ盛りしていて、島の端には役職らしき人が立って居ました。※当時のスロットはBB1回で420枚くらい、小箱(パチンコの羽根物用の800個箱)を使い、3箱くらいになると大箱に移すが、滅多にない。この時間にはあり得ない光景でした。

次の郊外店へと移動すると、14時頃でスロットコーナーは1BOXで36台、機種はリバティベルⅢ、客付は6~7人といったところだった・・

写真はリバティベルⅢ(自前の画像を探すのが大変でした)赤パネルもあります(^_-)

この店に 決めた!!リバティベルⅢは11Gの倍数で連チャンする事が多く、イレブン台と呼ばれていた為に、多少出しても連チャンしたんだろう!!程度で誤魔化せるのとの思いからだった。※当時のホールはデータランプなど無く、回転数なんか誰もわからない。

それに、攻略法を使っている人物が一人も居なかった為に、店もノーマークだと勝手に思い込み、早速実践を開始!!

中々上手く行かない、2000円を使った頃に、相方が成功!!私にコーヒーを届けたついでに、レクチャーを受け、直後、私も成功!!

マジかよ?こんな事が通用するなら仕込んだ奴は、店を渡り歩き、いったいくら稼いだんだよ?と・・・そんな事を考えながら消化!!

普通に戻し打ってみたが、11G目に連チャンしない・・・なら世界全滅打法で出しちゃおう!!その2分後に2回目のBBを揃え、コツを掴み、6回目のBBを揃えようと、テンパイ状態でコインを追加した瞬間に・・・・

2人に両手を押さえられ事務所兼倉庫に連行され、知人も引きずられながら連れて来られました。

すぐにみぞおちに強烈なパンチをくらい、デカい米袋に入れられそうになり、叫ぶも誰にも届かない感じで、強面の4人にお前ら本当に殺すよ!!言われ、抵抗するのを諦めました。後ろに手を縛られ、ワラの大きいコメ袋みたいな物を被せられ、暴行を受けたのです。

ここは群馬の高崎 だ!!おんどれ高崎ゆうたらコリアの部落もあり、茨城の水戸と同じくらい恐ろしい場所だぞ・・・言われながら

暴行が続きました。

もう俺たちが全滅でこのまま死んじゃうのかな?と思いました。(実話)

そんな中、強面の一人が私の財布を開けたらしく1枚の名刺を見て・・・オイ!!止めろ!大変だぞ!!コレを見ろよ・・・・

地元で仕事でホールを廻っていたのが長った為、当時は前職場も用心棒を雇っており、その筋の方とも顔なじみだった為に、

時には年末の正月飾りを露店で売っていた時に、ちょっとトイレ行くから店番を頼むはなど言われ、私に託し、数時間も戻って

来なかった事もあり、幹部の人が、困った時は電話をして来い!!と名刺をくれたのを、たまたま財布に入れて放置していました。

その名刺の幹部がその筋では有名だったらしく、直ぐに開放!!さらに兄ちゃん達、悪かったなぁ・・・

この事は言わんといてくれ、堪忍してやと、1人5万円ずつ包んでくれ無事に解放されたのでした。

それから20年くらい経った頃、私がコンサル時代に群馬の高崎、茨城の水戸は日本一朝鮮系の経営者が多く、連日熱いコンペが繰り広げられている・・・と業界の先輩お爺さんから聞いて、この世界全滅打法での出来事と重なり、納得したのでした。

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