いわゆるゴーマル機と言われた、大当たり確率1/500程度の台が全盛だった2005年。

その年の初めに出たゴーマル機の、フィーバースターウォーズの天チェ直撃打法もそろそろ厳しくなってきていた頃のことでした。

ちなみに、このスターウォーズはヘソ以外に、天の直接狙える位置にもスタートチェッカーがあり、狙わにゃ損な機種。ゴーマル機では1番打った機種となりました。

設置店も多く、当時これにお世話になった方も多かったのでは、と思います。私も、日をまたいで3千ハマリとか苦い経験もありました。

そしてその後に出た同じゴーマル機の人造人間キカイダーで、右打ちで回る台があるとの情報を得ました。

しかし、普通ではあり得ない話。

多くの機種は右打ちしても無駄玉になるうえ、このキカイダーは良心的にも、右に玉が行かないように天にブロックの釘がある。つまり右打ちできない構造。

しかし、この最上部の釘が折れて、右打ちができる台があるらしい。確かに、思い当たるフシはありました。

そして設置店を周って釘折れ台調査を行い、そんな台があれば右打ちを試してみました。

釘折れ台がある店はそこそこあり、そんなお店は全台、という傾向がありましたが、ちょっと回るかな、程度が多かったです。

ちなみに、普通の台をいきなり目いっぱい右打ちして最上部の釘を折ってしまう荒業は、アンドレさんが「ボキボキ打法」と命名されていました。

釘が目立たない盤面右側の電脳役物を通って、なぜか中央へ寄っていく不思議な感覚。そして見つけました。右からの寄りが抜群な台を。

初めて打った時は千回転近く回すも当たらず。回転率は38.5回/千円。

再度チャレンジした際も37回レベルで回り、途中千回転ハマリがあるもホームランを打つことができました。

3度目、ヘソ釘限界近くまで締められるも、32回レベルでまだまだ打てます。結局ハズされるまでこのレベルで打つことができました。

1度だけ経験した、回転始動時に、普段は止まったままの右側の電脳役物がガッチャンガッチャン動き出す、いかにもアツそうな迫力ある演出は今でもよく憶えています。

 

■じゃじゃ流パチンコ川柳

「釘が無い それでも回る この不思議」