知り合いと一緒に打って、その表情を伺うのが好きだ。
日頃パチンコの話をしているだけでも、内容の整合性から上級者か否か? はわかるのだけど、やっぱり立ち振る舞いや顔つきを見てこそ、気持ちや心底の部分が見えてくるから。

それで、やっぱり凄い連中ってのはポーカーフェイスなんですよ。展開では表情があまり変わらない。
もちろん、これは一人の時ね。友達や知り合いと会話中はロボットじゃないんだから、普通。

なんだろう、これは「経験から何が起ころうが動じない」ってことの表れかな。
自分は「安さんはハマると喋らなくなるからなあ」なんて言われるから、そういう人は理想ではある。その境地になれなくてもいいとは思っているけど。

同時に姿勢が変わらないってのもあるかな。ほら、プロでも調子悪いとダラけてくる若い衆とかいるじゃない。
やっぱり、気持ちが行動に(悪い方へ)行動に出るのは、自分と同じくまだまだかな、と。
台パンとか論外っすよ(笑)。

個人的な趣味だと、「負けないぞ!」という顔を見るのが好き。
ウチの万回転を一日密着取材した時、彼は甘蒼天でなかなか出玉が増えずに苦労してたけれど、酒を飲んでいる時とは違い、少しだけ奥歯を噛み締めるかのような表情だったっけ。
あれは自分好みだったなあ。玉が出た後より数倍いい顔をしていたぜ!

必勝ガイドの収録でご一緒したトラマツ君は2年ほど前かな? ロケ中一度も当たらずで相当参ったと思うが(プライベートより一発勝負の収録の方がプレッシャーは大きい)、彼も姿勢&表情にブレはなかった。
元はスロットのはずで超長いキャリアじゃなくても、「彼は一流だな」と思ったものですよ。

ハマった時の顔と言えば、今はガスの営業をやっている昔からの友人タッチーも思い出深い。
まだ知り合って日が浅かったせいもあるけれど、「簡単に投げ出したらバカにされると思って」なんて後から聞いたけど、尋常じゃない2回ループ機のハマリが何日も続く中で、プロらしい良い顔をしていたんだな。

誰しも思うようにいかぬ時は気持ちが下がる。でも、本当の実力ってのは、そういう時にわかるものですよ。