動画や誌面では相手がある場合に、なかなか本音を言えない(書けない)ことがある。
得に最近は釘問題があって(立て前上アケたりシメたりするのはご法度)、「万が一にも収録させてもらうホールが、不用意な発言で営業停止になっては困りますから」と編集に言われたりで、見たままを言えないことも多い。
そこで、今回は発言(立て前)と本音を対比させて挙げてみたい。ちなみに、これは自分の場合なので、出演者やライター全員がそうとは限らないのを断っておきます。

☆「状況がいい」「この機種は頑張っている」
これは収録日に釘が良い場合ですね。「今日はアケてる」「この機種は釘がいい」という意味です。もっと曖昧な言い方をせねばならない時は、「雰囲気がいい」とか「いい感じ」といった言葉にもなります。

そうそう、釘が動くのが本来ダメなだけで、誌面上では「回る」や「スルーを抜ける」は問題ないと言われています。「ヘソが広くなった」や「スルーをシメられた」はNGですが、入賞(通過)具合は現実の玉の動きだけなのでOKということです。

☆「日が悪い」「台を探せない」
こちらは逆パターンです。釘の動き云々は特に関係しませんが、収録に協力してくれるホールは「ボ○タ店」呼ばわりはしにくいので。この辺はロケをホール側が集客の謳いにしていた頃からそうです。
第一、店の選択は打ち手の自由。ホールがどういう営業しようと、それもまた自由です。単に入賞率が低いことをもって非難すべきではないのも打ち手の心構えでしょう。まっ、プライベートは別で、「あそこの店? 使えないでしょ」と普通に言いますが。

「日が悪い」と言えば、「今日はたまたま状況が悪かった」とのエクスキューズにもなる。「探せない」は「自分の力不足」の意味なので、「もしかしたら、素晴らしい台があって、自分が気づかないだけ」と、店を擁護できますし。万が一、本当にそうだった場合の自分への保険でもあります。

☆「大人の事情でパス」
使われてるかな? 勝ちやすい機種や台があっても、動画で使えない時があります。
以前に書きましたが、版権問題で映像化ができない場合なんかですね。これはメーカーの意志でなく、版権を持つのが別の会社の場合もありますので、心優しく見守ってください。
似たようなケースで、大当り中の音楽が使用できない場合もあります。沖海3シリーズでは何度か「島唄」が流れるシチュエーションがカットされています。楽曲の版権問題なので、メーカーの三洋は無関係な制約です。

☆他
特定のメーカーの機種を映像化できないことも、一定の割合であります。まあ、揉め事でしょうね。火に油を注いで良いことはないので、名指しも対応も書きませんが、メーカーさんには広告先&ファンへの入り口として寛容さを、専門誌も良い関係作りを願いたいものです。メーカーが強くなり過ぎた今となっては難しいでしょうけど。

演者同士の関係は…。これは観ている人にはわからないと思います。自分的には苦手な人には特に丁寧な態度になりますが、普段の付き合いがほとんど無い人も同様の対応なので、観ているファンの方々も区別はつかないでしょう。
「あれっ、誰と誰が全然共演しないぞ」なんてのも、これだけ演者が多くなると確率の問題。特に共演NGということもないのではないのでしょうか。
自分の場合はそういうことを選べる立場にないので(そもそも付き合いが深い人は限られている、他は良く知らない)、企画の趣旨が出演するかの一番の選択理由ですが。

今思いつくのはこれくらい。続きはあったら、いつか書いてみたいと思います。