「止め打ちのコツ 前編」

 出玉を取るのに忘れてはいけないのが、電サポ中の玉持ちです。というか、近年は「出玉関係がいい機種=玉が増える機種」との認識が、打てるプロには常識となっています。

 このところ増えてきた電チュー1個賞球タイプの機種では爆発的な玉増えは望めませんが(それでも、電チューに入らないタイミングのみ玉を打てば、他の賞球口への入賞分で少し増える機種はあり)、2個戻しでも増える機種はあります。

 例を挙げると、プロが速い4回開放を1個打ちで合わせた009シリーズなんかがそうですね。この機種は電サポ比率(通常時回転数に対する電サポ滞在回転数のこと)が高く、条件さえ合えば、自分あたりでも5千個に近い玉増えを取れました。

 実は昨年追った野生の王国シリーズもそうで、電サポ1回転辺り+2個はさすがにひねりを入れないと無理でしたが、1.5個程度なら普通に毎開放を2個打で合わせることで可能でした。
 手順は
・小デジ停止で2個打ち(3開放目に合う)
・2開放目の前に2個打ち(4開放目に合う)
・3開放目に合わせて2個打ち(1開放目に合う)
・4開放目に合わせて2個打ち(2開放目に合う)
 開放間のインターバルは一定で、小デジ回転中はもう少しだけ止める時間が長いので、そこだけ意識して、2個ずつ4回の打ち出しとも言えます。
 この機種は電チューが1セット4開放中に5個拾ってしまうと、開放回数にかかわらずリセットされて、また1開放目に戻るので、そこだけ注意です(小デジ停止で4回パターンの2個打ちを再開)。

 あっ、鈍い自分のこと、ぶっちゃけ初打ちでは全然できませんでした。そこからの教訓としては…
・どのタイミングで打ち出した玉が、何回目の開放に合うか? を調べる
 最初は任意のタイミングで1個打ってみる~開放に合えばいいし、合わなければタイミングをズラすことで前後どこかの開放に合うということになる
 これを繰り返して、おおよそのタイミングを調べる
 自分はバカなので、トイレに籠もって、結果を(メモ帳に)表にしてやりました
・打ち出し個数の確認
 1個で余裕があるなら2個、2個で余裕があるなら3個と増やしてみる
 この機種で2個にした理由は、1個なら確実に相当の割で電チューに合うけれど、それではスルー通過への打ち出し個数が足りないことです

 長くなりましたので、止め打ち全般のコツは次回に。