前回は12月で思い出すホールの話を書かせていただきました。ぶっちゃけ、私にとって“スベらない話”のようなものなんですよ。ネタにしたのは3回目かな。12年前と3年前にも違う場所で書いていたりします。ちょっとずつブラッシュアップしております。昨日の原稿は破り捨てたくなるタイプです。で、あの程度かよというツッコミはお待ちしておりません。4回目はもう少し上手くなっているハズ(笑)。

“私の主張”を聞いて欲しいというだけかもしれないんですけどね。安田さんや、アニかつさんや、広石さん、皆々様ほどではないですが、私もホールの片隅でいろいろ考える時間だけは長くなりました。書かにゃ、誰にも伝わらないので。

修正しましたが、最初は1998年の話と書いていました。スロプーから、社会復帰するタイミングのちょっと前とか、その時の行動という記憶だったんですが。「それ1999年では?」とコメントをいただきまして。必死に思い出したら、やはり1999年のことでした。初めて指摘されて、過去2回の読者さんに悪いというか。反応せずとも鼻で笑われていたのかな~と赤面してしまいます。ご指摘くださった匿名さん、ありがとうございます!

 

はい、記憶違いがなかったら、この書き出しではありませんでした。今回は前々回の延長戦かな。『ジャグ』系しか打たない人にとって、そのほかの機種が皆殺しでも『ジャグ』さえ良ければ優良店。そんな話でした。

私は、東京に住むノーマルおじさん。設定1でも上等の『クラセレ』がいまだに主戦機種。設置されていればどのホールでも良さそうじゃない。でも、多少はホールを選んでいます。

 

○同じ負け額でどう思うのかが大事?

出玉メイン。勝ち負けメインの人は、そのホールが盛り上がっていれば納得する傾向にあります。自分が座らない機種でも、猛爆しているのを見て「出す気のあるホールだったんだ、正解」と思う方もいることでしょう。どうやったらその台に座れるか、次のステップを考えますよね。それで良いと思います。むしろ、そうあるべきです。勝ち重視ならばね。

私は「いかん、可愛がられている機種が違う」というのが先にきます(笑)。そんな隠居スロッター(毎日が黄昏打ち)は、ベクトルが違うのです。押し順ナビに従って出している人を見ても「いいわね~。若くて並ぶ体力あって、ヒキも強くて」と思ってしまいます。世界が違うんですわ。

 

“このホールで負けて本望”そう思えるか。

私は負けた時にこう感じられるかが大事だと思っています。勝利至上主義の方が、出る店の出るシマでは打ててたで納得するのもそう。楽しいホールで楽しめる機種だったからOKというのも1つの答えだと思うのです。

逆に。面白くないと感じた機種も“設定使いそうなホール”と思ってスカった場合、思いっきり凹みますけど。台が悪いのではない。そのホールを信用した私が悪いのだ……そう言い聞かせます。つまらないと感じたなら、そこでヤメろよって話ですからね。

勝って学ぶことは、機種の中身くらい? その事象を起こせないと考えられないこともありますから。ただ、勝敗や収支というカテゴリーで語るなら、勝って学ぶことはさほどありません。設定変更パターンなり、次から通用しなくなるのでは? そういう恐怖が先。負けているときのほうが学べることがたくさんあるのです。

感覚的には、据え置き狙い(不安)と上げ狙い(希望)くらい違いますかね。って、余計にわかりにくくなりましたか(笑)。

 

○負けても楽しいホール

では、負けても楽しめる基準ってなに?

近所の友人がいる。好みの店員さんやコーヒーレディがいる。そんな好みや居心地の問題は、人それぞれで「こういうのが良い」と書けない話なんですね。ただ、我々はパチンコ好き、パチスロ好きで繋がっています。こういうホールなら楽しめる。その基準は似るところもあるんじゃないのかな?

バラエティコーナーのラインナップと並べ方に注目してみましょう。パチンコはわからないので、パチスロに絞らせてください。パチンコも同じなら画面の向こうで (●゚ェ゚))コクコク していただけるとありがたいです(笑)。

 

予告音や遅れとか、小さな音の変化が大事なノーマル機の横に爆音のART機とか、意味わからなくありません? 隣の台も面白そうで気になるな、ではなく。なんでこれが隣なの? そう思ってしまうようなホールでは楽しめないでしょう。打つ前に「どうせ設定ない」と思ってしまいます。知識と愛がない。もしくは、圧倒的に私とセンスが合いません。

隣の機種に興味を持たせられないラインナップのところは、大概ダメです。バラエティでも、興味ないブロックと興味あるブロック。ハッキリしているほうが「意識してくれている=中間設定くらいはたまに期待できる」気がします。気のせいかもしれませんが、同じ機種ではなくとも特定ブロックをシマのように考えられるところのほうが、期待を持って打てる。少しは売上も見込めるのではないでしょうか。

打っている台の感触が悪くて、ほかの台に移動する。バラエティで打つ好き者たちの行動を観察です。その距離の平均が短いほど、気になる機種、親和性のある機種を近くに配置しているということ。なにかコンセプトを作っているホールと推測できます。

 

個性が出せるバラエティを殺しているホールは、好きになれないですね。メインコーナーだけ打てというアピールは、 粗利の高い機種を好む“お得意様候補”のユーザーを選別しているだけのように思えてしまいます。

初見のホールは『ジャグ』と『海物語』の稼働を見て遊ばせてくれるか判断している方も多いでしょう。それも正しい考え方です。しかし、小手先でもできちゃうんです。『ジャグ』は大事にしろという入れ知恵だけで。しかし、バラエティはコンセプトと知識(と愛)がなければ、綺麗には組めません。それでも帳尻合わせのような箇所は出てきてしまいますけどね。ま、多少は目を瞑りましょう。

私は同じ負け額のとき、機種構成がツボとか、このレイアウトは勉強になったとか。そういう納得によって満足度が変わります。ここの担当者とは旨い酒が飲めそうだなんて妄想したり。

ほんと並べ方は大事なのです。ここから繋がる話もたくさんあるんですけどね。長くなったので、またの機会に。