パチンコの世界は今まさに転換期を迎え活気のあった時代へ戻ろうとしているのか?
それともこのままパチンコ文化は忘れ去られ終焉を迎えるのか?
パチンコ店の情報サイトP-ワールドの登録店舗数が10000店を切る寸前まで来てしまった。この減少ペースで行くと近いうち大台を割れてしまうのはほぼ間違いないのかな・・・

こんな今だからこそお世話になったパチンコ業界へ元気が出る様な企画を提案をしたいけど、釘調整問題やら本業だった釘師の仕事はもう手も足も出せない状態、いまだに使わなくなった道具の手入れだけはやっているけど、今後釘師の出番はあるのかな?

こんにちは 釘師ゆきちです。

2月になり寒さが厳しくなってきましたが皆さんいかがお過ごしですか?

毎日寒いですね。つい先日、地元ホールが突然の倒産?閉店して、貯めていた貯玉が欲しくもない不要な日用品に変わったり(笑)、昨年末のクリスマスに貰い火事に遭い、部屋の一部が煤だらけになると言う、こちらも欲しくもないクリスマスプレゼントを頂いたり(笑)と、季節とは全く関係ない人生の寒さと厳しさを感じておりますが、冬はいつまでも続かない♪春はすぐそこまできているんだ!って、精神で今日も記事を書いてこうと思います。

さて、前回は天下一閃の玉を出せる条件について記事を書きましたが、今回は少し客側目線を考慮しつつ、相変わらず釘師目線で書いていこうと思います。

前回書いた天下一閃。

過去に一発台を打ったことのある人はそのゲーム性や、楽しさを予め理解しているから受け入れやすいとは思います。でも、今パチンコを楽しんでいる多くの方は数字がそろって玉が出るのがパチンコと認識しているはずですよね?

そんな現代のパチンコ事情の中で天下一閃に新規客を付けて行くのはハードルの高い作業と思うのです。前回記事では偉そうなことを書いてしまったので、テスト導入の段階から某県に打ちに行ったり、時間が空いた時は天下一閃を置いてある店に足を運んだりと、ここ最近、実際に打ってみて率直に感じた事を先ずは書いてみようと思います。

天下一閃!お金を使うスピードが速すぎる!と、感じませんでした?ゆきちは一発台を昔から好んで打っていましたけど、そんな自分でさえ久しぶりに打って、そのお金の使う速さにびっくりしました。

最近の言葉で言うと『ヒヨッた?』って言うのかな?1万円がアッと言う間に消えて行くあのスピード感(笑)1回目の当たりを得るまでに5万円近く使いましたけど、当たるまでは完全に恐怖と不安で一杯でした(笑)。

それでも、ゆきちはパチンコが楽しすぎて1000万の借金を作った人だから、その恐怖心はスグに克服できましたけど・・・。でも、これって過去に免疫があるというか?アナログの楽しさやスリルを知っているから打ち込めたけど、初心者の人は先に恐怖心が勝って打たなくなってしまうんじゃないかな?と、感じたんですよ。

昔はその恐怖心を取り除く為の儀式?新装開店ってのがありましてね(笑)その開店で一発台を赤字調整にして、先ずは楽しさやスリルを提供してくれるお試し期間?バラマキ期間様な儀式が当時はあったんですけど、今はもう無くなりました。でもやっぱり昔のようなお試し期間無しで、一発台を盛り上げていくって難しいと思うのです。。

もちろん当時のパチンコ店はお客を育てる余裕があったし、釘調整の技術者も沢山いました。だからこそ盛り上がったと思います。しかし、今の環境で当時と同じ事が出来るのかって?って、聞かれたら難しいですよね。

そんな状況下で天下一閃は導入された訳ですが、赤字を打つ予算も、客を育てる余裕も、調整技術も何にも無いのだから、上手く行くわけがないし、導入後の設置店をみても上手く行ってない店が大半だと思います。

それは店のデーターカウンター(ナンバーランプ)を見ればよくわかる。

過去の履歴に目をやると導入初期に玉を出し過ぎて、その時の恐怖でガチガチの回収釘、その後お客が打たなくなって現在に至ります。って、履歴ボタンをポチポチすれば過去に何が有ったのか理解できる(笑)。閑古鳥の鳴いたあとは撤去される日を待つ、って、流れが圧倒的に多く思います。

また、中古導入した店でも、上に書いた調整ミス→恐怖の繰り返しをしているだけ、酷い店だと一度も釘を開けることなく貯金箱として系列店舗間を回している店もあるくらいで、お店も商売だから利益を上げないと生き残っていけないのは分るけど、アナログ機種はお客を育てないと・・・。

このままじゃダメでしょ!

そこで今、自分が店を任されている釘師なら何を提案するか?って、事をいつも考える様にしているのですが、まずは1台でも良いから低貸玉を使って天下一閃のお客を育てる事から始めてみたらどうかな?と思うんです。

ゆきちが釘師なら天下一閃は1円に10台、4円に3~4台設置。1円の方が設置が多いって他にはないでしょ(笑)これには理由があって4円出た利益は全て1円へ回す、1円コーナーでは利益は取らずお客を育てる所から始める。

前に書いた1回交換、定量性、換金ギャップを組み合わせていけば玉は出ているように見せられますし、仮に赤字を打つとしても1円なら4円の4倍分出せますからね(笑)。

4円と1円合算で利益0運用すると考えても。4円で出た利益を4倍返しで1円に返せますから、玉を沢山出せますし昔の新装開店とまでは言えなくてもそれに近い状況は作れると思うのです。

現在天下一閃の設置店がやっていることの真逆ですけどね(笑)。
アナログはお金じゃなく玉を出す喜びと興奮が先に来ないと利益は取れない・・・。

さらにお店の調整者自身がスキルUPできると思うんですよね。
利益0の調整にするには、どの程度釘を触れば良いのか?実際に勉強もできるしね。

昔みたいに赤字を打って、暫く甘い汁吸わせて、と言うやり方は出来ないのだから、先ずは新規客の入口?昔の新装開店の様なお試し期間の環境を提供しつつ、それでいてお店側のリスクも少ないやり方だと思います、自己資金があるならぜひこの方法でお店をやりたいくらいです(笑)。

話は変わりますが、アナログ系機種を設置する店にいつも思うことがあって、ナンバーランプの表示と大当たり表示についても改善しなきゃと感じるんですね。

大当たり回数の表示はしてもいいと思います。でもね、役物への入賞個数とか大当たり確率を表示したらダメでしょ(笑)打つ側の視点から見れば、スロットの設定を公開している様なものですからね、とても有り難い。

でもね、負けてもらわないと商売は成立しないんですよ。出る!出している!って、アピールをデータ表示機に頼るという事は、出ない!利益を取りに行く!って時も丸裸になるって事をお店は理解して表示しているのかな?

数字が揃って玉が出る今までのパチンコならそれでOKだと思う。だってデジタルは釘を締めても数字が揃えば玉は出るからね、でもアナログ機は釘閉めたら玉は出ませんから(笑)

昔のように大盤振る舞いできなくても、今ある環境で昔のようなお客を育てて行くって感覚が無いと、アナログ機は絶対に普及していかないと思うのです。

これから天下一閃やこれに似た機種が今年の年末あたりに登場する話を聞いていて、その機種達がデビューし活躍する事を願う一人として、これからも気が付いた事、感じた事を釘師目線で書いていけたらと思います。

それでは今日はこの辺で・・・。

釘師ゆきち