ニューギンと言えば慶次になるのだろうが、初代登場当初はここまでのヒット機種になるとは思っていなかった。本機によってバトルスペックの魅力にとりつかれた人も多いだろう。一撃の大連チャンが期待でき、花の慶次の世界観を忠実に再現した演出も評価が高かった。今後もメーカーの顔として、シリーズは続くのだろう。

ニューギングループは6月4日、戦国武将・前田慶次の供養塔がある山形県米沢市の堂森善光寺で行われた「前田慶次 四百七回忌供養祭」に参加し、境内で行われた様々な催しに協力した。同グループでは「花の慶次」シリーズの長きに渡るヒットに対する感謝の思いから例年この供養祭への協力と参拝を続けている。

当日は、前田慶次の衣装をまとった慶次ファンなど全国から一般参詣者約200名が訪れ、供養塔前で行われた法要には、花の慶次シリーズの楽曲でお馴染みの角田信朗さんと大西洋平さんも参列して焼香した。法要後には、ニューギングループも含む全国の慶次ファンなどの寄付で建立された「兜むくりモニュメント」の除幕式も行われた。このモニュメントは前田慶次が地元民に愛されていたことを伝える逸話をモチーフにしたもので、台上の兜が回転する仕組み。おしょうしな観光大使の角田さんはモニュメントの揮毫も手掛け、除幕後は多くの慶次ファンに向けて台上の兜を回転させる「兜むくり」を披露した。

〜中略〜

なお、ニューギングループではこの供養祭に合わせ、JR米沢駅構内や駅舎に前田慶次のイラスト看板を掲出したほか、道の駅米沢、米沢市観光協会、米沢駅観光案内所でチラシを配布・設置して告知も実施。7月14日に東京ドームシティ・プリズムホールで開催予定の毎年恒例のイベント「花慶の日2018」のチラシ配布・設置も合わせて行った。

~以上、遊技通信webより引用~ https://www.yugitsushin.jp/category/news/maker/

 パチンコやパチスロのタイアップ機を打ったことがきっかけで、その機種の原作に興味を持つようになった人は少なくないと思うが、花の慶次シリーズもそんな機種のひとつだと思う。原作は隆慶一郎氏執筆の一夢庵風流記を原哲夫氏が漫画にしたものだが、元の小説も漫画も十分面白い。そして、パチンコやパチスロ化されることによってファン層が増え、メーカーが供養祭に参加、協力までしてしまうのであるから、その影響力は馬鹿にならない。

 こういう、プラスの効果をどんどんアピールすることにより、この業界に対するイメージもどんどん変わってくるとは思う。海物語やジャグラーもそうだが、ファンを大切にしてきたからこそ、息の長いシリーズ機となっているわけだ。今後も多くのファンの声に耳を傾け、より楽しい機種作りを期待したい。