接客に関してだが、筆者が若かりし頃、パチ屋の店員と言えばパンチパーマで、ズボンに鍵をジャラジャラ付けて時々タバコを吸ってという印象しかないのだが (笑)、時代は変わるもので、まさに隔世の感がある。ぶどうを作って一発台の飛び込みに入賞させようとしていた常連客の頭を3千発箱でぶっ叩こうとした男気のある店員もいたが、今はどうしているのだろうか。

マルハンは2月6日と7日に「マルハン接客コンテスト全国大会」を行った。この取り組みは各店舗で働くスタッフの接客レベルの底上げを目的としたもので今回で2回目。4月から始まったエリア大会、営業部大会を勝ち抜いた店舗代表者30名がこの日の決勝大会に駒を進め、接客技術を競った。

コンテストは参加者のマインドとスキルの両面を2日間にわたって審査。東京本社で行われた初日は参加者全員が「接客への想い」をテーマにスピーチを行い、大会に向けての意気込みや接客業務の素晴らしさなどを語り、2日目には「マルハン新宿東宝ビル店」で、72台の4円パチンココーナーを2名で接客し、連携を取りあいながら、約8分間の実技を行った。大会を振り返った韓裕社長は、「甲乙付けがたい素晴らしい接客をみせてもらった。また、接客に対する皆さんの強い思いも感じた。当社は4月からの組織改編に伴いES、CSの各部門を設けるが、今後も全員が一丸となってマルハンの価値を提供していきたい」と挨拶を述べた。

~以上、遊技通信webより抜粋~http://www.yugitsushin.jp/news-list/

 もう15年以上も前の話になるが、観光で来日していた外国人をパチンコ店に連れて行ったことがある。場所は上野の某店なのだが、打っている様子を写真に撮っていいかと尋ねたところ、快く了承してくれた。他にも色々と気を配ってくれたことを覚えている。パチンコ店も変わるものだとその時は思ったが、今ではそんなことは当たり前なのだろう。

 サービス業に携わっているという自覚をしっかり持ち、客目線での応対を心がけていれば他業種からも参考にされると思う。まあ、個人的にはパンチ野郎が何人もいた下北沢や町田の某店が懐かしいが。