ファン参加型イベントと言っていいのだろうが、一昔前はこういうことはまずできなかった。大体、ショールームに業界関係者以外が立ち入ることはまず無理だった。時代の流れを感じるが、こういうファンサービスを積み重ねていくことが業界の知名度上昇、イメージアップにもつながるので、今後も積極的に取り組んでほしい。

『超パチンコ&パチスロフェスティバル』に連動した上野ショールームイベントが4月29日、協賛8社のショールームなどで開催された。

 ショールームを開放したのは、サミー、京楽産業.、高尾、藤商事、SANKYO、三洋物産、ユニバーサルエンターテインメント、フィールズ。ユニバーサル社は上野にショールームがないため近隣のレンタルフロアを借りての協賛となった。

 イベントには事前登録した一般ファン約120名が参加。A班からF班までの6班に分かれ、約20名単位で各ショールームを訪問し、導入直前の新機種などを一足先に楽しんだ。イベントの模様は、幕張メッセの「超パチフェス」会場とも中継で結ばれるなど、業界としても新たな取り組みとなった。

 福島県から参加した33歳の男性は、「ショールームで打てる機会は中々ないのでいい経験になると思い、申し込んだ。パチスロが好きなので、最新の機種を打てて楽しかった。当選してよかった」と話した。

 三重県から参加した25歳の女性は、「ライターさんが好きで応募した。関西で行われるファンイベントにも参加したことがあるが、これほどたくさんのショールームを回れるのは初めて。また開いてもらいたい」と感想を述べていた。~以上、web-greenbeltより抜粋~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010432

 ショールームの役割は新台の設置や販売、カタログの配布など、まあ車メーカーのディーラーと似たようなものと考えればいいのだが、昔はカタログひとつもらうのも一苦労だった。今でこそ、メディア関係は事前に電話予約で新台の試打などができるのだが、昔はそんなことは到底不可能で、仕方ないからホール関係者を装って立ち寄るほかなかった。

 例えば「神奈川のAホールの者ですが、カタログを一部いただきたい。ついでにちょっと打たせてもらえればありがたい」など、適当なことを言っていたものである。

 知り合いの某編集者はある日、いつものように神奈川のXホールの者ですが云々と言ってカタログをもらおうとしたのだが、係員に「おかしいですね、さきほど神奈川のXホールさんはお見えになりましたけど」と言われ、えらいこっちゃと適当にごまかして帰ったそうである (笑)。

 まさか本物のXホールの関係者が来ていたとは、まあ偶然とは言え、面白いことが起きるものだ。