闇スロの摘発だが、現実には表立っていない闇スロ店が他に幾つもあるだろうと思われる。中古台の流通経路をハッキリさせたところで、こればっかりは業界としてもなかなか手に負えないことだろう。

福岡県福岡市中州のビルで、違法なパチスロ機を使って賭博していた疑いで経営者や客ら合わせて4人が逮捕された。11月20日付で報道各社が報じた。

 報道によると常習賭博の容疑で逮捕されたのは博多区吉塚の賭博店経営者・王丸健容疑者(41)と従業員の中村英司容疑者(43)。また、警察は店内にいた30代の客2人をとばくの疑いで逮捕したが、すでに釈放している。同店では通常のパチスロ機の2倍から5倍のレートで賭博を行っていた。~以上、web-greenbeltより抜粋~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010905

 中身がどうなっているか分からないものに金をつぎ込むのはなかなか勇気がいることだと思うが、通常の2倍から5倍のレートということで、見返りもそれなりに大きいのだろう。ただ、勝った時にきちんと換金してくれるのかどうかは良く分からない。まあ、そんな怪しげな場所には近づかないに越したことはない。

 また、闇スロは良く耳にするわけだが、闇パチはさすがに聞いたことがない。よくよく考えてみればパチンコ台を設置し、客に遊技させるというのは結構大変なことで、メーカーのショールームでも、それなりに設備はしっかりしている。パチスロだと単にメダルがなくなったら台を開けて補給すればいいだけで、後は計数機があれば事足りる。まあ、一番のネックは釘調整だろう。これに失敗し、闇一発台が出すぎたとなったら、閉店休業である (笑)。

 実際の店舗でも、昔はそういうことが珍しくなかった。当たってもいないのに玉が増えてしまうスーパーコンビや、通常時からオマケチャッカーに玉が良く入賞してしまうデジパチなど、釘調整の不備で美味しい思いをしたベテランの方も多いだろう。

 今は確変、時短中に玉が増えただけで店員が飛んでくる状況である。何とも世知辛い世の中になったものだ。