期待のAKBシリーズ第3弾が間もなく登場するようだが、初代はパチンコ未経験者やAKBファンをホールに向かわせたという意味でも、業界内では評価されていた。2代目は初代に比べると今ひとつだったような気もするが、まあそれでも十分台数はさばけただろう。さて3代目だが、それまでとは異なり、ミドルスペックでの登場となる。これが吉と出るか凶と出るか。

 京楽産業.は11月1日、東京支店でパチンコ新機種『ぱちんこAKB48-3 誇りの丘』のプレス発表会を開催した。      ──中略─

  同機はシリーズ機と一線を画す確変ループタイプのミドルスペックで登場。大当たり確率約1/319.7(高確率時約1/45.2)で、確変突入率は65%、確変非突入時には必ず時短100回転が付与される。大当たり出玉は600個or2,400個(いずれも払出値)、賞球数は4&1&4&5&10&15。

 同機最大の特長は特化モード「ブーストアタッカーモード」だ。初当たり及び右打ち大当たりの30%で突入する同モードは、消化中にブーストアタッカーが開放し出玉が増加。さらに同モード中は2,400個大当たり比率が20%から50%にアップしており、同モードTYは約8,700個を誇るなど、迫力ある出玉スピードを体感できる。

 演出数も過去最大数を搭載。シリーズお馴染みの4大激アツ演出「熱狂LIVE ZONE」、「SURPRISEコンサート超絶SP」、「推しメン超絶カットイン」、「ゼブラ柄」はもちろん、選抜された総勢100名ものAKBメンバーの演出が楽しめる。また、筐体による演出も見所の一つ。中でも光が乱舞する「レーザーボールギミック」、音圧が上がることで信頼度も上昇する「WOOFER BOOSTギミック」、業界初の感触、動きが楽しめる「ぷにぷにボタン」には大注目だ。~以上、web-greenbeltより引用~

http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010860

 初代が出た当初、多くのファンで賑わったのは事実だが、パチンコ店でしか入手できないオリジナルグッズ目当ての客もいたように記憶している。玉を借りてそのまま流し、グッズだけを手に入れて退店するということである。

 まあ、それはそれで違法行為ではないのだが、普通のAKBファンから本格的にパチンコを打つようになったという人は果たしてどれほどいたのだろうか。似たようなところでは冬ソナがあったが、あれはわりとパチンコそのものを楽しみながら、冬ソナの世界観を味わっていたファンが多かったように思う。

 パチンコ化された映像コンテンツやアニメキャラに影響され、その後趣味としてパチンコを打つようになるという、ひとつの集客パターンは一定の効果は得られただろうが、今後はどうなるか分からない。コンテンツそのものの魅力だけでなく、機種そのもののスペックにも魅力がないと、客がつくのは最初だけという結果になりかねない。その意味でも、王道のミドルスペックで出てきたAKBシリーズ第3弾には注目しておきたいところだ。