組合加盟店の減少が続いているのだが、業界にとって明るい兆しが見えないのだから、廃業もやむなしとなるのだろう。ただ、大手チェーン店が既存店を吸収、合併し、その後の新規出店も相まって、店舗数は減っても設置台数が増加するというケースも過去には報告されていたのだが、ここ数ヶ月はパチンコもパチスロも設置台数を減らしている。

 全日遊連の組合ホール数(営業店舗数)は、2018年9月末現在で9,362店舗となり、前月末と比べてマイナス31店舗となった。加盟ホール数は5カ月連続の減少。

 9月末の設置台数は、パチンコが244万3,188台(前月比マイナス5,406台)、パチスロが154万4,932台(前月比マイナス2,103台)となり、パチンコは5カ月連続、パチスロは4カ月連続で減少している。

 その他の遊技機(37台)を含めた総設置台数は、398万8,157台(前月比マイナス7,509台)となり、前月に続いて400万台を割り込んだ。~以上、web-greenbeltより引用~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010851

 組合加盟店舗数が1万軒を割り込んだと発表されたのは一昨年の11月末だが、そこから約2年後の現在、約700軒も減らしたことになる。このままいくと9千軒を割るのも時間の問題なのかもしれない。

 パチンコ、パチスロ共に新たな規則の下で動いていくことになるが、パチンコは設定機能付きの機種がまずまずの稼働で、パチスロ6号機も「HEY!鏡」を筆頭に今後も各メーカー注目の新台が出てくる。新規則の機械が一通り出揃った後も店舗数の減少が止まらないとなると、さすがにそれは考えなければならないだろう。そうならないためにも、メーカーには魅力ある機種の開発を、ホールには利益至上主義に陥らない、柔軟な営業を求めたいところだ。