一般入賞口への入賞状況を確認するための立ち入り調査だが、昨年からはもう特に問題なく、調査したすべての台で入賞が確認されているようだ。最近の新台は一般入賞口へのある程度の入賞を考慮したゲージ構成になっているということもあるのだろうが、まあ全く入らないよりは入った方がいいに決まっている。ただ、その分スタート入賞が厳しくなっては困るのだが……。

遊技産業健全化推進機構は7月24日、ぱちんこ遊技機の入賞口の入賞状況に関する無通知の立入調査「遊技機性能調査」について、平成27年6月から今年5月末までの調査結果を発表した。

開始から3年の間に実施した調査は、全国51(延べ320)地区、有効調査台数は、1,736店舗の2,934台。打ち出し球数の平均は3,103個、一般入賞口への入賞が確認された遊技機は2,241台(76.4%)となっている。調査当初は、一般入賞口への入賞が確認された遊技機の台数比率が28%ほどに留まっていたが、新基準のぱちんこ機の普及など環境改善によって是正が進み、昨年からは調査した全台で一般入賞口への入賞が確認された。入賞球数もほぼ全ての台で10個以上の入賞があったことが報告されている

遊技機性能調査はホールに無通知で行われる覆面調査で、検査員が一般客に混ざって遊技し、1台のぱちんこ遊技機において、大当り等を挟まず2,000個以上の打ち出しが確認できた調査のみを有効としている。

~以上、遊技通信webより引用~ https://www.yugitsushin.jp/category/news/dantai/

 それにしても、調査当初は一般入賞口への入賞が確認できた台は28%ほどしかなかったのだが、昨年からは100%と、この変わりようはいったいと言いたくなるのだが、昨年2月27日以降は入賞が確認できないと行政通報となるわけで、その影響もあるのだろう。

 ベースが上がり、時間あたりの投資額が減るというのは行政当局の狙いではあろう。ただ、もうそういう色々と面倒なことはやめてスタート賞球数を上げてしまえばいいようにも思うのだが、過去の例を考慮すると、なかなか難しい面は否めない。

 あくまでも一般入賞口への入賞もゲーム性の一部だからとなると、当分は今の状態が続くのだろう。ただ、今後も性能調査のような面倒くさいことを続けるのもどうかという気はするのだが……。