今年も盛り上がったようだが、こういうイベントで旧来からのファンはもとより、新たなファン層を獲得することによって、実際のホールでの稼働アップにつながるわけだ。三洋は4年連続での出展になるようだが、メーカー自らのイメージアップという面においても一定の効果が出ているのだろう。

 三洋物産は4月28、29日に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2018」に4年連続でブースを出展した。

 今年の三洋ブースはメインステージ、『聖闘士星矢 海皇覚醒』を用いた上乗せチャレンジコーナー、黄金聖衣フォトスポット、『パチスロ大海物語4』最速試打コーナー、「日本一取りやすい海物語お菓子キャッチャー」コーナー、アイマリングッズの物販コーナー、アイマリンのコスプレをした人気レイヤーを写真撮影できるコーナーなどを展開した。

 さらに昨年、異様な熱気を放っていたマッチョとグラドルに囲まれて最新機種を試打できる「スペシャル試打コーナー」も設けられた。ここでは28日にパチンコ最新機種『CR大海物語4BLACK』のアンベールが行われ、同時にいち早く試打できるとあって今年も大盛況だった。

 メインステージではライターによる試打バトルや、アイマリンプロジェクトを実施。アイマリンプロジェクトステージでは、プロジェクト第5弾の発表が行われ、参加声優に選ばれた人気声優の三森すずこさん、内田彩さんがそれぞれ28日、29日にステージに登場し、ステージを盛り上げた。また、人気の踊り手も多数登場し、アイマリンプロジェクトによって生み出された楽曲のダンスパフォーマンスを披露し、ステージを熱狂させた。~以上、web-greenbeltより引用~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010423

 しかしながら、イベントは大盛況だが現実の客離れは深刻というのも、よくよく考えれば不思議な話である。結局のところ、パチンコやパチスロは遊技として考えれば十分楽しいのだが、なぜかやたらと金がかかるようになったところに問題があるのだろう。実際問題、4円は閑古鳥だが、低貸しはそれなりに盛況というホールは珍しくない。

 面白い機械だけど新台価格が高いとなれば、無理して購入したホールは入替即回収に走りがちだ。それでうまくいかなくなった店舗は少なくないだろう。業界大手の三洋あたりが新台の価格破壊でもやってくれれば、ホールも息を吹き返すかもしれない。まあ、メーカーの言いなりで高い機械を平気で買うホールがある限り、状況はなかなか変わらないだろうが。