個人的には店がどれだけ ‘空気を読めるか’ だと思うのだが、ベタピン営業が当たり前となると、過去の轍を踏むことになる。一度も高設定を使わずに外したなんてことが起きないよう、せっかくある機能なんだから、有意義に使ってもらいたい。

アミュゼクスアライアンスは8月7日、都内港区の三田NNホールで定例セミナーを開催し、田守順代表と矢野経済研究所の高橋羊上級研究員、ピーエスプランニングの渥美公一代表が講演した。

                 ~中略~

渥美氏は、複数のメーカーがリリースを発表している設定付パチンコについて、各種データやシミュレーションを元にした運用上の可能性や課題を解説。「新規則機はベースが非常に高く、低設定時の割数も低い。高設定時の赤字額は、5.9号機と同レベルは理論上可能だが、設定6の出玉率でも現状ではパチスロを超える射幸性を作ることは難しい」との見解を示した。また、「総体的には、いかにして低設定時の稼動を安定させるかが運用上のポイントになる。一撃性や高設定時の安定感が高い機種もあるので、新しい物が好きな層やパチスロユーザーの取り込みにも期待したい」と語った。~以上、遊技通信webより抜粋~

https://www.yugitsushin.jp/category/news/seminar/

 時間効率から言っても、パチスロ同様の射幸性を期待することは難しいと思うのだが、パチスロに近いゲーム性を実現することは可能だろう。すなわち、高設定=安定した出玉である。千円あたりの回転数がほぼ同じとすれば、後は設定差による出玉の違いが台選びのポイントになる (演出による設定示唆のある機種であれば、もちろんそれが台選びの参考にはなる)。

 端的に言えばパチスロの設定狙いと同じだが、釘やネカセの影響による回転率の違いが若干は生じるとは思うので、そこらへんはまた打ち手の判断次第になるだろう。本当に釘が関係なくなるのは封入式パチンコの登場まで待つ必要があると思う。

 いずれにせよ、お盆明けには設定付き新基準機が登場するようなので、まずはその動向に注目しておきたい。