端玉などの寄付だが、特に珍しいことではなく、昔から普通に行われている。今回のような一千万単位の寄付というのではなく、端玉、店内に落ちている玉などを一定期間集め、ある程度貯まったら慈善団体等へ寄付するというものだ。社会貢献活動の一環であり、こういうことはもっと上手にPRすればいい。新聞の一面広告を使うとか、やり方は幾らでもあるだろうと思うのだが、どうにも昔から世間一般へのアピールは控えめである。

 ダイナムは3月1日から8月31日までの間に全店舗で集まった募玉、募メダルの相当額3,056万9,782円を福島県、岩手県、陸前高田市に寄付した。

 10月19日に福島県庁、12月13日に岩手県庁で目録贈呈式を実施。福島県庁には郡山ゾーンマネジャーの阿部英明さん、岩手県庁には盛岡ゾーンマネジャーの富永浩之さんが訪問し、目録を届けた。

 同社では2012年から岩手、宮城、福島の東北3県に対して寄附を行っており、今回で寄付金の総額は約5億7,051万円となった。~以上、WEBグリーンべるとより引用。http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010108

 しかしながら、半年でチェーン店の全店舗から約3千万もの寄付金が集まるというのは正直驚いた。2012年からの寄付金総額は約5億7千万にも上るというのだから、これは素直に褒めていいと思う。

 前述したが、こういう事実を世間一般の人はほとんど知らないのではなかろうか。昨年末にも返済なしの教育支援金制度、通称 pp(パチンコ・パチスロ)奨学金というものが業界内で注目を集めた。日本学生機構からの奨学金で学費を賄う学生は2.6人に1人 (平成27年のデータ) ということで、その重要性は年々高まっていると言える。

 何かと言えば叩かれるこの業界であり、多くの問題点を抱えていることは事実だが、社会貢献としてやれるだけのことはやっておきたいものだ。