パチンコ新基準機やパチスロ6号機の一般ユーザーの反応が今ひとつなのを危惧してか、新しい機械の魅力を発信し、周知させるという試みが始まった。動画配信をはじめ、各メディアとも協力していく体制のようで、今後の動向に注目しておきたい。

このキャンペーンは、パチンコ・パチスロユーザーをはじめ、各種媒体やホールも巻き込んだ啓蒙活動を展開することで、新規則機の正しい情報の発信と、業界全体の活性化を図ることが目的。このうちユーザーに対しては、出版社の垣根を超えて雑誌やWEB、SNSなどを活用しながら新規則機の魅力を伝える。

一方、ホールに対しては、同社が発行する情報誌「LUDO」誌上での告知をはじめ、ホール用告知ポスターやPOPの提供、メーカーサイトからの誘導などを通じ、キャンペーンの周知を図る考えだ。

さらに期間中は、専用サイト(https://www.enjoy-ps.jp)で新規則機にまつわるポイントを短時間で紹介する映像の配信や、ツイッターを利用したプレゼントキャンペーンも併せて行われるという。

同社では、「ユーザーには新規則機に関する情報が断片的にしか伝わっておらず、疑心暗鬼になっている部分も少なくないと考えている。キャンペーンを通じて新規則機ならではの特徴である『安心して楽しめる』『ローコストで長時間遊べる』といったポジティブな情報を大々的にプロモーションすることで、業界全体の活性化と今後登場する新機種の稼動促進にもつなげていきたい」としている。~以上、遊技通信webより抜粋~ https://www.yugitsushin.jp/category/news/event/

 まあ、パチンコ、パチスロ共に新規則の下での新機種導入はまだ始まったばかりなので、もうしばらくは様子を見る必要があるだろう。現状、盛り上がりに欠けるため、業界側が動いたということである。

 ただ、安心して楽しめる、長時間遊べるなどのキャッチフレーズは規則が変わる度に繰り返し言われてきたことである。初期のパチスロ5号機は実際そんな感じのゲーム性を持った機種ばかりだったのだが、いつの間にか規制されなければいけないほどの機種が目立つようになった。

 同じ轍を踏んではならないと思うが、喉元過ぎれば……の、この業界である。行政や世論から、また目くじらを立てられるような事態は避けなければならない。