店舗数の減少については今更特に言及することでもないのだが、そろそろここらへんで止まってほしいとは思う。もう15年以上も前の話になるが、ある業界人は警察は全国で1万店舗くらいが適切だろうと考えていると言っていた。それを考えたら、警察の思い描いた通りの状況になりつつある。

 全日遊連の加盟ホール数(営業店舗数)は、2018年3月末現在で9,530店舗となり、前月末と比べて53店舗が減少した。営業店舗数の減少は11カ月連続。

 3月末の設置台数は、パチンコが247万5,001台(前月比マイナス1万2,109台)、パチスロが154万5,009台(前月比マイナス3,130台)となった。パチンコ、パチスロともに3カ月連続の減少。

なお、その他の遊技機の設置台数が再び37台となった。1月、2月は103台だった。

全ての遊技機の総台数は、402万47台(前月比マイナス1万5,305台)となっている。~以上、web-greenbeltより引用~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010431

 折しも東京でオリンピックが開催されることになり、警察としてはますますパチンコ業界については厳格な姿勢で臨むようになった。確かに来日する多くの外国人観光客に、全国どこに行ってもパチンコ店がある、間接的に換金もできるということが周知されるのは、あまり都合のいいことではないだろう。まあ、だからと言って飴と鞭を使いわけ、この業界を好きにしていいということにはならないのだが、それに甘んじてきた業界自身にも責任はある。

 これ以上の店舗数減少を避けるには、やはりファン重視の姿勢で臨むしかないだろう。先日の超パチフェスティバルなど、それ相応に盛況だったと聞く。そういったところで地道にファンを掴み、実際の来店に繋げたりする努力が必要だろう。以前ならファンとの交流など、どちらかと言えば消極的だったこの業界だが、今後はますますその必要性が高まると思われる。