端的に言えばカジノに設置される機械に関しての御意見番的役割を目指すということになるのだろうが、こういう社団法人がどこまで影響力を発揮するのかは現時点では何とも言えない。いずれにせよ、カジノ解禁後の動きが着々と進められているということではある。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)の実施法案が今通常国会に提出される中、国内に設置されるゲーミング機器の標準に係るガイドラインの策定と公的機関への提言を目的とする「一般社団法人日本ゲーミングスタンダード協会」が昨年11月22日に設立していたことがわかった。5月9日、同協会が報道機関にファックス通知した。

 カジノに設置されるゲーミング機器は公的機関の検査及び認証が求められるが、同協会では、カジノ解禁後の日本の場合、政府から指定を受けた民間試験機関が、策定された「標準」に基づいて合否判定を行うことになると予想している。この「標準」の策定についてセキュリティ(不正防止対策)やギャンブル依存症予防、さらに技術革新を積極的に取り入れるための恒常的標準刷新も視野に、日本版標準のあり方について提言を行っていきたい考えを示している。~以上、web-greenbeltより引用~ http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00010426

 パチンコで言えば日遊協みたいなものかもしれないが、日遊協も発足当初は良く分からない団体だった。元々、警察庁の影響力が強い業界団体だったので、行政寄りと揶揄されていたものである。それが今や5年続けてニコ超に出展するなど、ファンとの協調路線を前面に出してくるまでになった。

 昔を知っている者からすれば、この変わりようはいったい? と言いたくもなるのだが (失礼)、ファン目線を忘れないという姿勢は歓迎したいところだ。