牙狼の最新作は甘デジで、新規則では当たり前になりつつある設定付きでの登場となる。設定は高低のみの2段階設定となっている。

 サンセイアールアンドディはこのほど、パチンコ新機種『PA設定付牙狼GOLDSTORM翔RH』を発表した。

 同機は、『CR牙狼GOLDSTORM翔』の演出をベースに製作されており、新たに「通常設定」と「黄金設定」の2段階設定が盛り込まれた。

 スペックは、大当たり確率が1/119.80~1/99.90(高確率時1/76.20~1/63.56)のV確変STタイプ。ST突入率は75%(ST回数101回)でST非突入時は30回転の時短が付与される。

ラウンド数は4R(払出値400個)、10R(同1000個)で賞球数は4&1&3&10。~以下省略。web-greenbeltより抜粋 http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00011072

 鳴り物入りで登場した設定付きの新規則機だが、今のところはユーザー側からはあまり歓迎されていないようだ (当然、設置店にもよるのだが)。やはり、釘調整がしっかり行われている店が大半なので、設定の意味がほとんどない。また、かつての設定付きCR機のように、どうせ低設定しかないのだろうという、店に対する不信感がどうしても拭いきれていない。

 今回の牙狼の新規則機は甘デジST機で、2段階設定を搭載してきた。高か低か、本機のようにあまり極端に差がないくらいの確率差で設定としては十分ではないかという気はする (カイジや藤丸くんなど、極端に差があると、それはそれでまた扱いづらいと思われる)。

 元々は釘調整を封印するために行政側も設定付きパチンコを後押ししたのだろうが、何だかんだ言っても調整できてしまう現状、高低差のあまりない2段階設定くらいがちょうどいいのではなかろうか。今後、他メーカーが設定付き新規則機にどの程度、力を入れてくるのかは定かではないが、当機のように必要最小限の設定機能で済ませてくる可能性は高いと思う。その方が検定の時も楽だろうし、または以前のように設定ナシのオーソドックスな機械だ。

 結局はそれに戻ってしまうのかと思うと、前評判は高かったのに残念でしたということになるのだが、扱いづらいもの、ユーザーに受け入れられないものを無理して続けることもない。まあ、今しばらくは様子を見たいところではあるが。