ピンボールをモチーフにした機種は他のメーカーからも出ていますが、これは京楽の確変突入率1/2、1回継続タイプの権利モノです。
珍しかったのは大当り絵柄で三つのゾロ目以外にも、(多分)3と7は前後賞の並びでも大当りになる仕様。
それから、権利モノはヘソがスルーチャッカーが多かった当時でも、たいていヘソ通過後に賞球口へ入る可能性があったのに、この機種は完全に戻しがなかったことか。
パチンコ必勝ガイドには
・大当り後の1回転目に奇数が出ると確変突入
・ならば2回目の権利中の最終ランド消化直前にデジタルを回して、奇数が出そうになったらアタッカーへ最後の1個を入れる(デジタル停止時は大当り後になっている)
・中出目に奇数が止まりそうになければ、フルオープンさせて、大当り終了後に再挑戦
という記事がありました。
まあ、条件的に難しい部分が多くて、そこまで連チャン率が上がった実感はなかったのですが(偶数のリーチが攻略時に発生すると、たいていは外れで奇数が停止&3か7のリーチも前後賞が当りな関係で奇数で止まりやすいので、その二つはアツかった)、この時に副次的に(今で言う)ひねり打ちを知ったのは大きな発見でした。
いや、以後の権利モノで応用できなかったので、マジで豚に真珠でしたけど…。
もう少し知恵が働けば、以降のパチンコ人生で今よりウン百万は残せたろうなあ。
それから、この機種はジグマ時代に打っていたのですが、なぜか異国の水商売のお嬢様達がシマに押しかけていたんですね。
言葉が通じぬ店員さんに「相手してよ」と頼まれたけれど、正直「教員やってたのなんて忘れたよ。英語は苦手だぜ」と思いながら、無理やりに
・「SAME NUMBER」(同じ絵柄)
・「YOU WIN」(勝った=当り)
とかをまくし立てて、何とか理解してもらったような…(笑)。ああ、恥ずかしい!
注)今回は懐かしのぱちんこ名機列伝様から画像を拝借しました。必見のサイトです。
当時は、攻略法を使わなくても余裕で勝てる台がゴロゴロしてましたから、雑誌で発表された後でも使わなかったですね。ま、店に見つかって出玉没収なんてのを恐れていたのもありますか(以前に経験あってトラウマ)。今考えたらもっと徹底的にやっておけばよかったというのは色々あります。
ピンボールの思い出2つ
1:大当たりを消化中、迷い玉がヘソを通過。回るデジタルは予想外の大当たりを直撃。
欣喜雀躍(オーマイガー)!
再度のフルラウンドを目指し、あわて気味に球出しを少し戻し、めでたく入賞、われ成功せり!
のはずが、賑やかだった画面は、一瞬にして電源が落ちたかのような暗さと静かさ。
・・・そういうことか。
獲物を獲り損ねた猫のマイケルの心境。
常識だったんですかね。
2:これは中東系の彫りの深い黒ヒゲの若者。
大当たり終了後、最初の1回転目が動き出すと、
頭の上に両指を力強く組み合せ、今出した玉に顔を突っ込むようにして祈り始めた。
その神の名は容易に想像できる。
そしてその気持ちは痛いほど分かる。
しかし我々はそれは表には出さない。出さないのだよ。
誰が決めたわけでもないのだけれど。
画面は連チャン確定。しかしいつまでも顔を上げない。
周囲を巻き込む静かな緊張感。
皆が見ているが誰も声をかけない。
実は誰もが伝えたいのだ。
伝えた者が、感謝と喜びの表情を独占できるのだから。
人の良さそうな、小柄な爺さんが気合いを入れて肩をたたいた。
若者の、おおげさなお約束の振る舞い。
緩やかに空気はくずれ、何事もなかったかのように元の喧騒が復活したのでした。
確かにピンボールコーナーには、異人さんの姿を多く見かけた、に一票。
ハズレの場面では当然、皆は背を向けた。
今思うと、なんてことはないゆる〜い空間でした。
生まれて二度目の投稿。
量に制限あります?
獣さんへ
私も当時は似た感覚でした。
攻略は臨時ボーナスみたいなもので、それを追求する意識は薄かったです。
それは今も近いものがありますね。というか、近年は面倒くさいことがついて回るし、調べるのが億劫で、できれば避けたいと思っています。
イッシンさんへ
1のエピソード)ははは、パンクですね。機種を問わねば、誰もが一度はあると思いますよ。
2のエピソード)漫画のワンシーンにでも使えそうですね。面白い!
投稿に対する量の制限は特にないと思います。
安田さんがホームにしてた店は当時、優良店でタイムショックの連チャンも
認めてくれてましたからね。
どうしても氷屋さんが苦手だから滅多に行きませんでしたが(笑)
N氏さんへ
はい、あの店は無くなってしまい、本当に残念です。
今は駐車場になっています。
tさんはもう10年とかお会いしてませんが、パワフルな方なので元気にやっているでしょう。
私は関係良好でした。