時代はデフレだ。政府や日銀がなんと言おうと、日本の景気は良くない。
「金が余っているのに年寄りが貯め込んでいるのが流通の障害」なんて声もあるが、こんな先が知れぬお先真っ暗な経済状態にされて、誰がバンバンお金を遣うものか。
老後が近い自分はそう思うのです。

だいたい、パチンコ打ちなんて節約の塊みたいな存在だよな。一発の玉を省くことに命を賭けてるから、
「そこはそれ、ホールを出たらパッと遣うぜ!」
よりも
飲み会の店決め時に「ここはクーポン使えますよね」
みたいな人の方が多いのは当然だ。
これをセコいと取るか、緻密と取るか…、あっしにはわかりません。

まあ、無駄な支出はしないに越したことがないとは思う。
自分にしても、(多分楽隠居できる額は一生貯まらないだろうが)今日明日のハマリに右往左往しないで済む蓄えができたのは、ずっと学生さんのような生活をしてきたからだ。

引っ越しは(かかる手間が嫌なのが主な理由だけど)極力しないで来た。東京に来たのは22歳だが、住まいは現在のマンションを含めて5つだけ。
車も(免許を取る勉強が面倒で)所有したことなし。あっ、こっちはカミさんのやっかいになるので助かってます。
30数年の生活だからね、これだけで数百万、ひょっとすると一千万以上出費が少なく済んでいるかもしれぬ。

もちろん、必要があれば遣う&余ったお金は棺桶に持っては行けない。これは真理なれど、見栄のために余計なモノを買うつもりはない。
生活の彩りとなるモノにお金を惜しむ気はないが、自分は今後もコンパクトな生活を続けていくんだと思います。