我が国においては「未成年者飲酒禁止法」および「未成年者喫煙禁止法」という法律で、未成年者の飲酒・喫煙を禁止しています。これに違反した者の親権者や監督者は科料(1万円以下)に、さらに未成年者が自ら飲酒・喫煙することを知りつつも酒・たばこを販売した者は罰金(50万円以下)に処せらるとのこと。法を破った未成年者本人に対する刑罰の規定はありませんが、当事者が学生なら停学や退学、企業や事務所に所属していた場合は解雇や謹慎などの厳しい処置が行われることが多いため、あらためて言うまでもなく国が定めた法は遵守すべきなのです。(以上、Wikipediaの該当記事をもとに記述)

 

だけどね、若気の至りというか何というか、未成年者の飲酒・喫煙は今でも後を絶ちません。かく言う私も、大学に入った18歳の頃にいわゆる「新歓コンパ」で先輩に酒を飲まされ、無理やり煙草も覚えさせられてしまいました。まぁ、興味本位で受け入れた私にも責任はありますし、36年も前のことなので時効だとは思いますが、正直言ってあの時の先輩のことは今も恨んでたりします。最初は断ったのに、「ノリの悪い奴!」なんて言われて、後に引けなくなったんだもの…。

今年も大学の各サークルでは「新歓コンパ」が行われる時期ですが、未成年の新入生の皆さんはくれぐれも雰囲気に流されて飲酒・喫煙をしないことをお勧めします。まぁ、お酒は嗜む程度に飲めた方が社会に出てから得をすることもありますが、煙草に関しては百害あって一利なし。健康を害するだけのアイテムですからね。

私は今から7年くらい前に不整脈を患いましてね。その時すでに喫煙歴は30年を数えていたわけですが、医者の勧めに従って煙草をやめました。まぁ禁煙するには良い機会であり、お陰さまで少しは健康面が改善されたかな…って感じなんですけど、30年間で燃やした煙草代をざっと計算すると、驚くことに700万円とかになっちゃうんですよね。これって、すげぇ無駄カネじゃね?

私が最初に吸った煙草はキャビンで、当時の値段は180円。当初はおよそ3日で1箱20本を吸ってたんですけど、いつしか1日20本のペースになり、煙草もキャビンからラークへ(当時320円)、十数年が経過する内にラークは280円→250円と値下げされ(円高の恩恵か、関税率の変化か、企業努力によるものか詳細は不明)、私が吸うタバコの種類もラーク→ラークマイルド→ラークスーパーライト→ラークワンと軽くなったのですが、その後の大幅な値上げにより私が禁煙したときのラークワンの値段は410円になってました。あれから7年が過ぎて、今じゃ420円だそうですね。

 

これが私が禁煙した当時のラークワンとメンソール。この頃は1日に40本ペースで、ホールでパチンコ屋パチスロを打つ際には倍の80本くらい吸ってました。私は煙草を小売店で買うことは少なく、大抵はホール景品で取っていたので「煙草に大金を使った」という感覚はないのですが、チリも積もれば700万円にもなるから侮れませんね、ええ。この吸いかけの煙草は、個人的な戒めとして今でも私の仕事部屋に飾っています。よく見るとデザインが古くさいですね(笑)。

…とか何とか言いながら、酒の席では1本貰って火をつけることもあります。まぁ、心地よく酔いながら昔を懐かしんでるときに多いんですけど、肺には入れていないので禁煙は持続中(笑)。

こんなおっさんになりたくなければ、煙草は本当に吸わない方がいいですよ、新入生の皆さん!