客の機械代負担はすでに破たんの領域を突破(パチンコ日報)

 

お客が負担するパチンコ台の機械代金を比較すると、

平成8年1人あたり 18,000円
平成26年1人あたり73,777円(※1台40万円として)

―――引用ここまで

 

少々悪意のある抜き出し方だが、上記記事はパチンコ日報の読者コメントが本記事として掲載された中から抜粋した。

 

パチンコ日報と言えば、以前は業界人もコメントしつつ、様々な業界の問題に対する有益な意見交換がなされる場として機能していた時期もある。

だが、私の知る限りここ3年ほどだろうか、あからさまにパチンコアンチのコメントが増え、それに辟易した業界人がコメント欄から去り、感情的なコメントが大勢を占める状態が続いている。

勿論、中には不満のはけ口としてではなく、この業界を何とかしたい、という思いの提言が寄せられる事もあり、今回取り上げられた寄稿はそれにあたる。

 

パチンコの世界は、ギャンブルであるからこそ理不尽な勝ち負けが存在するものだが、あくまでも確率の世界だ。

そういった意味で、引用部分にある数字を比較してみると、如何にこの業界が無茶苦茶な利益第一主義を貫いてきたかがよく分かる。

ゲーム性が、規則が、の前に、間違いなくユーザーを締め付けてきた。

 

数字そのものの正確性はさておき、傾向としては明確なユーザー負担増の構造を今後いつまで続けるつもりなのだろうか。

(万回転)