一発台と権利モノ、電役モノの区分は曖昧だ。いや、多くの制約と規定の中でモノ作りをしているメーカーさんには失礼な話なのだけれど、ファンからすれば
「この穴に入れば当りだろ」
「ようするにここのデジタルが揃えばいいのね」
と、出玉の獲得方法が違う以外、我々一般の打ち手に大きな違いはなかったりするのだ。

実際、用語もそうで、専門誌に「一種二種混合機」とあっても、あまり深くは考えない。
「ああ、ヤクモノついたデジパチだね」
程度のものですから。

平和のオリンピアも2回権利モノながら、一発台的に使われていたと思う。
自分がジグマ時代に導入されたのも、一発台コーナーだった。そして、同じように2桁デジタルが揃えば(ほぼ)大当りという、同じ平和の前身機であるサイクロンと印象は酷似している。(デジタル揃い後の出玉獲得手順は若干違うが)

遊技方法は一発台というよりも、デジパチに近いものでした。55分の1でデジタルが揃うので、(もうよく覚えていないけど)玉を入れるチューリップに入れてOK。最初の権利消化後はまたチューリップに入れて2回目の権利を取る、と。

デジパチと同様に数の基準がある(ボーダーが明確)点はありがたかった印象です。
天下のクルーン~その下へ落ちて本当の始動チャッカー入賞というプロセスと、ボーダーの甘さからくるムラは多少手ごわかったものの、要するに回る台を打てばいい。

当時通っていたホールは導入が週の後半で、出血大サービスは日曜まで。あとは中身に確証がないと自信を持って臨めないのが、自分の常でした。
対して、この機種はただ回転数をチェックすればいいので、残り物を漁りやすかったんですね。平常に戻っても二日ほど打って、デジパチより良い収支をいただきました。

あと、この機種では忘れられない悔しい思い出があります。
それは(理由は忘れましたが)とにかく疲れきっている状態で当り、入れてはいけないチューリップに入れてパンクさせてしまったこと。
馴染みの店員さんに「どしたの?」と言われて、顔から火が出るような恥ずかしさを隠し、「疲れてるから、もう帰る!」と吐き捨てて帰宅したのでした。
いやあ、情けない…。

注)画像は懐★パチンコ・パチスロ回遊記様から拝借しました。
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