最近はめっきり目にしないものの、昔はアレパチというジャンルがあった。
遊技説明を始めると、メチャクチャ大変なので、シンプルに以下でご理解いただきたい。
・入賞しなかった玉がアウト穴へ行く普通のパチンコと違い、打ち出された玉は盤面下の(番号が振られた)ポケットへ入る
・どこかに入賞したら払い出しがあるのでなく、下のポケットの特定の点灯(多くは4つくらいの並んだ穴の連続点灯)で払い出しがある
・1ゲームは16玉の打ち出しで終了
また、清算ボタンというものが存在しており、上記のポケットの連続点灯で払い出しが確定したら、随時1ゲームを終了しての払い出し清算が可能
といったところでした。

今回のワイワイワイもそのアレパチの1機種でしたが、実際のホールでの運用は一発台扱いでしたね。

この機種には0~9までの数字がある3桁デジタル抽選が搭載させていて、333、または777が揃うと、打ち止めまで玉が出っ放しになるようにポケットの点灯が優遇されたので。

そしてなんと、この機種のデジタルは3桁中の2つをゾロ目かプラス1、ゾロ目かマイナス1に固定することができたのです。
手順は
・回ったデジタルの結果を見て、中と右のズレを確認
・2つ揃いまで足りない分だけ、下のポケットを点灯させる(一度ゲーム中に点灯したポケットは、次に玉が入っても無効)
・2つ揃い状態を作ったら、あとは未点灯のポケットに入る瞬間に清算ボタンを押してクリア(これでデジタルの出目の関係性は維持できる)
これだけです。

2つ揃いが1/2で作れて、残りのデジタルが同調するのは1/10。
ということは、1/20で3つのデジタルが揃う。そのうち3か7が揃うのは1/5なので、計1/100で大当りになるわけですよ(確率5倍アップ!)。
当時は低換金の4~5千個打ち止め制の店が多かったけれど、1回当てて8千円とか1万円とか浮いてしまうんですね。負けようがないっしょ。
しかも、止め打ちで当り乱数を狙うような攻略と違い、時間効率もそのまま5倍になる。

こんなネタが普通に必勝ガイドに掲載されていた時代、そりゃあ、読者も発売前夜にコンビニで待機するってもんです。

P.S.自分がこの機種をやった頃はホールもそろそろ攻略法の存在に気づいていて、大当りして戻ってくると(当時は自分で玉をジェットカウンターへ流しに行く店も多かった)、清算ボタンが効かなくなっていたりもしました。
懲りずに台を替えて、また大当りさせると、玉を流して帰ってきたら、再度清算ボタンが効かない~「いいや、また別の台で」と台を移動すると、打ち始めるとすぐにまた清算ボタンが効かなくなる。そんな笑い話もありました。
店も「いいかげんにしろ!(怒)」ってことですよね。小僧過ぎてその辺を全然わきまえてなかった自分が恥ずかしい…。