今週導入されたパチスロのディスクアップが気になっており、一度は打ちに行こうと曜日感覚すら無くなりつつある自分がフラっとカレンダーを眺めてみる。

おっと、今週は6月6日があるじゃないか。そう、6月6日と言えば月日が並ぶゾロ目デー。

6が付くからパチスロが強いとは限らないけど、数少ない鉄板イベントデーということで行くならここしかない、と仕事をやや放棄して久々に朝からパチンコ屋へ行ってみる。

前日の夜、PUBGというスマホゲーでボイスチャットを繋ぎながら遊んでいたら、神奈川の現役パチプK君も特に行く店は決まってないということで、ほんなら久々に一緒に行きましょか、と某店で待ち合わせる。

7:08 起床。

最近はPUBGのせいで2~3時就寝、9時起床がしみついていながら、何だか興奮しているのかバッチリ目が覚めてしまう。

K君とは『お互い起きれたら連絡するゆるい感じでw』なんて言っておきながら、パチプロ仕様の気合いの入れようなわけだ。

ただ、並び順であるお店で狙い台を絞って早朝から、なんて力の入れ方はしていない。そういう台取りは現役の方に任せておこぼれが頂ければ御の字だ。

7:42 家を出発。

以前はボディバッグにパチプセットとも言うべき物品を常に準備していたわけだけれど、ここのところは別の用事でカバンを使うことも少なくないので、ゆっくり支度・確認をして家を出る。

朝の渋滞も久しぶりだ。

道路が空いていれば20分ちょいの道程に1時間以上かかるのもザラな神奈川県の道路事情。昔なら煩わしいだけだった混雑すら少し懐かしい。

途中、すき屋で朝ごはん。このお店に行く時は、このすき屋が定番だったなぁ。

昔は東南アジア系と思われる方がワンオペで苦労していたお店が、今は二人の店員さんがいる。世の中は少しづつ変わっている。

8:52 お店に到着。

先に着いてたK君と合流すると開口一番

『全然、専業臭抜けてないっすねw』

と煽られる。むむむっ、そうなのか?気分はピクニックなのだが……まぁ、小雨の天気を気にせずサンダルで出てきてしまうあたり、昔のクセは抜け切れていないようだ。

開店までの間、お店の傾向やら狙い台の確認やら、なんちゃっての軽い作戦会議を経て、いざ入店だ。

 

おっと、どうやら朝一の人の動きが以前のそれとは少し変わっている。

基本となる狙い方・強い機種は変わっていないようだが、少し予想とはアテが違った。とりあえず可能性のありそうなハッピージャグラーを抑えて、店内の様子をグルりと見て回る。

ふむ、パチンコは無双全般と北斗7の一部がアケか。パチスロは、やはり未だにバジ絆が一番人気。少々驚いたのは、朝からゴッド凱旋も結構な勢いで埋まっていったことか。

それ以外では、コードギアスR2やC.C.ver、まどマギ初代、サラ番、番長3なんかも出足は早い。

『みんな荒いの好きだなぁ』とつぶやきながら、開店から10分後、漸くハッピーを打ち始める。

も、やはり気になるのは狙い方の変化。現役プロと思しき先頭集団が予想とは違う台チョイスをしている時点で、ボクのハッピーの選択根拠は崩れている。

まして、設定が読めないジャグラーをはたしてどこまで追えばいいのか。

そんなことをボーっと考えながらチンタラ回していると、早速現役プロの台がモリモリ当たり始める。

『うん、根拠が崩れた以上、中途半端に回しても仕方ないな』

と、273G 9本の投資で、早々に台移動だ。

そして、ここでふと気づく。

『あれ?俺今日何しに来たんだっけ??』

どうやら6月6日特有の現場の空気にアテられて、ちょっとプロっぽい感を出そうとしていたらしい。

違う、そうじゃない。目的はピクニックだ。

ディスクアップを見てみるも、満席。ふむ、ならばマッタリパチンコでも打ちましょうかね、とアケられていた北斗7に着席した。

 

9:56 一台目の北斗7転生 16回転/1K ヤメ

16回転が足りないという話ではなく、ステージの玉の動きが悪かった。ムラが大きい機種だけに、少ない投資で正確な回転数など見切れないが、もう一台残っている北斗7のアケ台のステージを先に確認しておこう。

お、こちらは感触ヨシ。

最初の千円は13回転だったけども、この釘なら大丈夫だろう。もとよりマッタリピクニック。

北斗無双の方が期待値が高いのは百も承知も、他のシマが閑散としている中、プロだけでビッシリ埋まっている無双のシマに近寄る気にはなれず。

ボーダー以上にさえなってくれればいいや、と気楽に回していく。

北斗7転生は試し打ち程度しか打った事が無かったので、未だに解約していないパチマガサイトで色々と確認しながら投資を重ねていくと、1万円で213回転。

4.16円(500円120発貸し)の等価交換だし、まぁボーダーは上回ってるし上等でしょ、と続行していくとほどなく253回転で初当たりを射止めた。

これが確変に繋がり、見せ場の2,400発連打は1度で終わる3連も、この間にサポ中の手順や初当たり時にアタッカーのパカパカが狙えることを確認できた。

なるほど、確変中の玉減りは避けられないけど、パチマガさんの表記より、少しは出玉は取れそうだ。

後はスマホでサカつくでもやりながらのんびり過ごしていこう。

2万円で462回転。

3万円で719回転。

あらまぁ、随分と優秀台じゃございませんか。

途中、タイ旅行中のパチ仲間から『北斗7、余裕で10万負けられるから気を付けて』と、言葉とは裏腹なメシウマ期待LINEを頂戴する。

専業時代の話になるが、このお店と北斗(剛掌)という組み合わせには過去、散々やられていた。

とは言え、当時は1/399 80%のMAX全盛時代。なんだかんだ言っても1/319の65%というのはまだ優しい。

『10万負けるなんて、キミのヒキがうんこなだけやろw』

と言霊効果を期待して彼に煽り返しのLINEを送りつつ、それでもパチンコがお金のかかる遊びであることには変わりないし、金銭感覚がやや一般人化しているボクにとっては、4万円目のあたりで恐怖感が芽生えてくる。

2回目の当たりは残念ながら単発。

しかし、次の当たりは早く

プラス域に浮上してくれてホっと一息だ。

すると、パチスロのハナビを打っていたはずのK君がフラっと現れ

『ヤバイっすwエナって期待値稼動してたのにもう5万無くなりましたw』

と、疲れた笑顔で語りかけてきた。こちらも笑顔で『ヒキ弱いね^^』と煽ってあげたら、なぜか明らかにアケていないボクの隣の北斗7に着席するK君。

なるほど、負けがこんだ人が陥りがちな投げやり感だ。

『いや、キミ現役なのに何してんねんw』と心の中でツッコミつつも、彼の稼働に口出しする気は毛頭ないので、放置する。

漸く目が覚めたのか、K君もフラフラしつつ最終的にはボクと背中合わせに設置されていたアケの北斗7に腰を下ろした。

するとここからお祭りスタート。

サポ中の止め打ちがいらないどころか、バトルリーチに発展したら打たないのがベストな北斗7の確変中を存分に堪能することができた。

K君も当たりが軽く、総投資8万ほどを捲っていた。

レアなのかはよく分からない。なにせサポ中の技術介入全盛期は、液晶なんてガン無視で一発でも増やすことしか頭になかった。

けれど、こうして確変を堪能出来れば、パチンコはやはり楽しい。勿論、お金も増えて嬉しい。

 

18:02

期待値的な話をするならば、このまま閉店まで北斗7に座り続けるのが正しい選択なのは間違いない。

ただ、今日はピクニックだ。こいつを打たなきゃ終われない、とパチスロコーナーを見に行くと、ディスクアップがあいているじゃないか。

K君ももはや遊び気分ということで、並んで台を確保し、最後はディスクアップのビタ押しにチャレンジだ。

K君と隣同士、ビタをミスるごとにお互いケタケタ笑いつつ、これリーチ目??とかボーナス後・RT抜け後に転落リプを引くまでの仕組みをあーでもないこーでもない、と語り合った。

設定なんて完全無視の気楽さだったが、二人ともなんだかポコポコボーナスを引くことができ、最終的には朝のハッピーで抱えたパチスロの負債も回収することができた。

20:05 実戦終了

随分と、ラッキーな結果となった。

 

■6月6日 結果

★パチスロ(48枚等価) +260枚

 ハッピージャグラー 投資:9K 回収:0枚

 ディスクアップ 投資:10K 回収1,172枚

★パチンコ(240発等価) +19,200発

 北斗7転生

 通常:1282回転

 回転率:24.12回転/1K ※250発換算なら25.117回転/1K

 4R:4 16R:13 獲得出玉:約31960発 (142.6発/R)

 投資:40K 回収:28,800発

 期待差玉(仕事量):5,150発

 

実戦終了後はK君を自宅近くの居酒屋へ誘い、〆の乾杯。

ラストは自宅でこの日にリリースされたaikoのニューアルバムを聞きながら、パチ仲間では唯一aikoの良さを分かってもらえるK君とaiko談義に花を咲かせる、充実の一日となった。

 

余談

この日は平日ということで、仕事があると言いながらも自由業な自分だからこそ出来た遊び方とも言える。

サラリーマンの人には参考にならない話かもしれないが、それでも心に留めておいて頂きたいのは、遊びの中でも期待値を意識する重要性だ。

パチンコもパチスロも、やっぱり負けてばかりでは楽しくない。

当たる当たらないは運だけれど、パチンコが無理ならパチスロで、パチスロが無理ならパチンコで、と時に好き嫌いだけでなく期待値を積む事も忘れず打てば、結果は必ずついてくる。

そして、『負けても良い』遊び打ちにも余裕が出てくるものだ。

また、このような強イベントデーは朝一のお店選びで全てが決まると言っても過言ではない。

バジ絆に設定6が入ろうが全台高設定のシマがあろうが、自分が座れなければ意味がないし、プロだって毎回毎回朝から必ず高設定台に座れる人などいないのだから、外した時のリカバリー方法は、お店移動も含めて事前にシミュレートしておく必要がある。

この日のパチンコは正にそれだった。頭のハッピーは完全に余計だったと思うが、そのくらい気楽な立ち回りでも何とかなるお店だからこそ、設定を無視してディスクアップで遊べることに繋がっている。

客層・お客さんの数、そしてアケの程度。

これらを事前に把握できていたのは専業時代の遺産ではあるが、負ける人と勝てる人の差は、自分に合うお店を探すことや台の仕様を知る努力、正しい打ち方を知る努力をしているかどうかだけだ。そこに特別な才能なんて何も必要ない。

 

今日の日記には、今もボクが専業ならば絶対に書かないお店のヒントが数多く散りばめられている。

それを書くのは、当然ボクが店バレをしても困らなくなったからだが、それだけではない。

この業界では本来やってはいけない派手な集客をするお店ばかりに集まるのではなく、広告などしないがこうした還元する意思のあるお店にこそ人が集まって欲しい、という思いからだ。

そして、1,000人、3,000人の抽選なんてお店になんて行かなくていい、それ以外にも探せば勝てるお店はある。それが運勝負ではない勝ちへの道、というメッセージだ。

いわゆる軍団に利用されるのだけはお断りしたいが、そこはネット社会の今、彼らの努力が上回ったというだけのこと。

現役プロでこのお店を知っている人からすれば、余計な情報を載せやがってと思われるかもしれないが、プロを自称するならば一般人の動向などに左右されない努力を常にすべきだし、少なくともボクはずっとそうでありたいと思っていた。

 

6月6日に限らず、いわゆる強い日はツイッターやLINE、メール等での派手な情報が未だに散見される。

そして、それを鵜呑みにして、自分の目で確かめもせずに右往左往する人も多い。

だからこそ、その裏を取ればいい。お店と組んで集客するイベンターたちが行う仕掛けなんて、ただ人が多いだけで自分の勝ち負けにはむしろマイナスになることの方が多いんだ。

敵はいつだって他人じゃなく自分。

そんな意味でも参考にして頂きたい6月6日の実戦記だった。

 

……とまぁ、何やら偉そうに語っているボクだが、最後に、ここまで読んで下さった皆様にとっておきのメシウマ画像を贈ろうと思う。

■3週間ほど前

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■イマココ

努力をしていないビットコインFXでは退場目前のミジンコなボクだが、パチンコ・パチスロならまだ何とかなる。

モニターの前で一人涙目になるくらいなら、今日みたいな一日をまた過ごした方が色々と有益だということを再確認した一日だった。

サンキュー北斗7。

グッバイビットコイン。