前回の続きです。以下にコツを列記しますので、参考にするなり、文章を読む際に「あっ、これはあのパターンだな」とニヤリとしていただけたら、と思います。

☆その3 語彙を多く持つ
いや、流麗な文章のためにいろんな言葉を覚えようって話じゃないですよ。もっと初歩の話です。

小学校の頃の作文を思い出してください。
文章の最後が「〇〇でした」で終わる文ばっかりだった覚えはないですか?
別に意味が通れば問題ないのですが、あんまり単調だと読む側は飽きてしまうんですよね。だから、文の最後くらいはバリエーションをつけましょう。

これは文を繋げる時も一緒。
「だけど、~」が全部じゃつまらない。
「けれど、~」や「けれども、~」、「だが」「しかし」etc.等の似たような言葉をいろいろ使い分ければいいんです。
本職の物書きは、そういう言葉を山ほど持つうちで、「これでなきゃいけない」という一つを選択することに力を注いでいます。
自分? フィーリングかなあ。テヘヘ。

☆その4 自分のフレーズを持つ
意図したわけではないのですが、自分は必勝ガイドの日記で使用している「ふふふ」がよくネタにされます。
ライターさんにも案外、使う意味が伝わっていない辺りは自分の筆力の無さを物語っているのですけれど…。
「ははは」「へへへ」も同じようにつかっており、その使いどころは全部違うんですがねえ。まだまだ未熟なり。

他にも、個人的に古臭い表現が好きで、「若い衆」とか「小細工」なんて、若い人には違和感を覚える表現を好んで使っています。
こういうのが個性に繋がってくれたらなあ、なんてね。

☆その5 難しい言葉は使い過ぎない
しょせんパチンコに関する文章ですからねえ。しょっちゅう辞書を引かねばならないような文章は、皆さん読んでくれないのが現実です。
個人的には、読者が「文脈で意味は想像できるけれど、読みが自信ないなあ」と感じるくらいの言葉が、一つの仕事につき一個あるなしがベストと思っています。

☆その6 読みやすさは大事
一つのセンテンスが長すぎると読みにくい。これは常識です。
ぶっちゃけパチンコ関係だと、読点(「、」のこと)は二つまでが限界。それ以外だと国語の試験みたいになります。

紙の世界は文字量が決まっているので、打ち方の説明をする時はけっこう苦労してます。
電サポ中の止め打ちとか、ほっとくと読点だらけの長い一文になるし。
キリがいい所で「。」で区切るのも案外面倒なんですよ。
WEBだと制約が少ないし、パチンコ関係は内容重視なので、箇条書きの方が適している気がします。

あれ、そういうことを考えると、自分の弱点は「WEBゆえの利点で、自由に画像を挟み込んで読みやすくする」ことですね。
「内容がわかればいい」の持論も時代に飲まれているし…。

☆その7 読み返す
書いた物は必ず確認しましょう。SNSではアップロードする前に全体を見ることができるので、書き終えてから間を置いて読み直すのが〇。

紙の世界の専門家は駆け出しのライターでも、「必ずプリントアウトして読み直すべし」と言います。
確かに、消しては書いてを繰り返すうちに変な文章になっているのを、疲れていると見過ごしてしまうことは多いですから。

えっ、自分? すんません、やってないです。「WEBは後で直せるから」を言い訳にしてますが、そういうミスをする度に、紙の方の担当さんの尽力に感謝している次第です。