ある日の稼動中、突然「言問橋」という曲が聴きたくなり、帰宅後に検索。

「そうそう、この情緒がいいんだよ」とユーチューブで流れる歌に合わせて口ずさみつつ、誰が作ったかを調べると、さだまさし作。

なるほど、確かにさだ氏風味の歌詞だわ。
クラフトというバンドが演っていたのだけれど、「僕にまかせてください」「さよならコンサート」等の彼らのヒット曲もさだまさしの手による作品らしい。

そういえば、高校3年の時に古典を教わった先生が、さだまさしや中島みゆきの話を授業中によくしていたっけ。
当時かなりのお爺ちゃん先生だったけど、「うわっ、感性が若い!」と思ったっけ。

この方はウチノ先生と言いました。
教え方は「教科書の文を全て品詞分解しなさい」から始まって面食らったのだが、非常にシステマチックで実戦的だった。
それまでの先生は自分に酔って朗読を繰り返すような人で、勉強をしない自分のようなガキには突き放される形だったから、そりゃあ科目を嫌いになりますわ。

それで、ウチノ先生のおかげで「なんだ、古典も英語と一緒じゃん」と苦手意識はなくなり、大感謝をしたのでした。
あと、漢文の相談をした時にテキストを貸してもらったこともあったなあ。
受験が終わり、許可を得て、そのテキストは浪人した友人の手に渡ったのですが、その子は国学院大学に入って、いまや校長先生をやっています。

ウチノ先生、二人して今も感謝をしておりますよ。