おそらく2017年最後の記事となります、K.S.Yukiです。

普段、悠遊道においてはフレンズ枠にて実戦系日記を書いていますが、今日は毛色が少々違います。

と、言いますのも、運営サイドより「ある企画」へのお誘いがありましたので、今回はその企画に沿った記事を書いている次第です。

そして、提示されましたお題ですが・・・

【今年のベスト機種・ワースト機種】

との事です。

 

まぁ、なかなか難しいお題ですよね。

ちなみに、特段レギュレーションはなく、あくまでお題の提示のみとなっています。

 

ただ、一応私の中では、ベスト・ワーストとも名前を挙げる条件として・・・

・5回以上打っていること
・総投資50本分以上打っていること
・遊技時間累計が20時間以上であること

このいずれかを満たした上で、更に「ホールで現役稼動中の機種であること」を要件にしたいと思っています。

やはり、ちょっと触っただけで簡単に評価しても意味がないと言いますか、身銭を切って、時間を費やした上での評価ありきで書きたいですからね。

また、当方はスロット/パチンコ別にベスト/ワーストの括りで複数機種を選出するつもりですが、特にそれぞれの中でランク付けをする気はありません。

あくまでも、私の観点や判断基準において、「こう言う点が良い。/芳しくない。」と言う部分について、綴ってみたいと思います。

と言うことで、相変わらず前置きが長いですが、そろそろ特別企画本編に入ります。


【パチスロ:ベスト部門】

魔法少女まどか☆マギカ2(メーシー) 
※稼動開始時期:2016年 9月

現在ホールに設置されている機種の中で、ボーナス+ARTタイプの中では群を抜いて打ち込み甲斐があると思っています。

設定推測要素も随所にあり、また、スペック面でも設定に比較的素直に反応しますので、立ち回りやすいと言うのがプラスですね。

また、上乗せ特化ゾーンで勢い付いたり、ボーナスの即連が絡めば出玉力にも期待できる点も高評価であり、トータルバランスの良さが選出のポイントとなっています。

 

クランキーセレブレーション(アクロス)
※稼動開始時期:2016年10月
バーサス(アクロス)
※稼動開始時期:2016年 7月

 

アクロスさんのノーマル機から、この2機種を選出しました。

私を含めたサラリーマン層からすれば、仕事の後の短時間でも触ることができ、かつ、低設定域の機械割が甘いと言う部分も嬉しい設計となっており、非常に重宝する存在です。

また、特にこの2機種については、雑誌等の情報に頼らずに自身で色々な押し方を探求しており、個人的な思いいれも強い機種となります。

 

聖闘士星矢 海皇覚醒(三洋)
※稼動開始時期:2017年 7月

正直な話、導入前から噂になるほどの「波の荒さ」から、導入当初は敬遠していました。

ですが、荒い中でも不屈Pt示唆やGBモード示唆に着眼することで、押し引きの判断をしつつ打つことができるのは大きいです。

通常時のGBの重さはツラいものの、平均出玉期待値を勘案すれば納得できる範囲ですので、荒さの中でのギリギリのバランスを攻めたところは評価に値すると思います。

 

ハイパーリノ(山佐)
※稼動開始時期:2017年 6月

パチスロにおける重要な要素として「設定推測」は欠かせないものと思っていましたが、本機には設定がひとつしか存在していません。

存在するのは「設定Y」のみ。つまり、「己の引き」が設定であると言う挑戦的なスペックですが、それでも一定の支持を得られたのは「見事」の一言だと思います。

ただ、本機が受け入れられた事実自体、考えようによっては「現行機種の低設定を打つことの辛さ」の現れでもあるのではないか。と、考えさせられた機種でもあります。


【パチンコ:ベスト部門】

CR ぱちんこGANTZ(オッケー)
※稼動開始時期:2017年 1月

昨今の「小当たりRUSH搭載機」の増加を語る上では重要な機種でしょうね。

圧巻の出玉力を誇りつつも、特段「振り分けが鬼のように厳しい」と言うほどでもなく、キチンと勝負になると言う点は高評価だと思います。

また、最近の機種にありがちな、「一定以上の保留変化やカットインを伴わないと当たらない」と言うこともなく、適度な演出バランスとなっており、出玉を得る為のモチベーションを保つことに寄与しています。

 

CR Another(藤商事)
※稼動開始時期:2017年 3月

RUSH突入後、右打ち中の玉の動きの面白さは、最近の一種二種混合機の中では随一です。

特に、V入賞を賭けた回転体突入後は、凝視すること必至です。

その反面、スタートチャッカーの位置が左寄りになっており、通常時の球筋が楽しめないのは難点ですかね。。。

演出バランスについても、判りづらい点は多々ありますが、右打ちの面白さで相殺できていますので、こちらに選出しました。

 

CR 緋弾のアリアⅡ(藤商事)
※稼動開始時期:2017年 1月

こちらは、所謂「転落抽選式確変機」となっていますが、確変突入率が100%となっておりますので、当たるまでのモチベーションが保ちやすいです。

演出バランスについては多様な意見を見ましたが、演出や告知がカスタマイズ可能な機種でもありますので、自身がストレスを感じないように設定すれば問題はありません。

割と敬遠されがちな転落抽選式機種の中では、おそらくここ数年で一番打った機種となっています。

まぁ、「コンテンツ的に好き」と言うのもありますけどね。(笑)

 

CR 豊丸とソフトオンデマンドの最新作(豊丸) 
※稼動開始時期:2017年 1月

本機に関しては、スペック云々は完全に抜きにして、「この機種を作り、世に送り出したこと」自体を評価したいと思っています。

実際に打ってみて、健康器具役モノが「キュイン!」と鳴った時の高揚感は、言葉では言い表せない感じでした。

また、他機種へのオマージュとも取れる演出があっても、本機なら許せてしまう。そんな感じの不思議な機種と言う事で、出オチ感はありますが、選出しました。

 

CRF タイガーマスク3-ONLY ONE-(SANKYO)
※稼動開始時期:2016年11月

彗星のようにホールデビューし、各所で話題に挙がった末に、光の早さで消えていった機種ではありますが、設置を見かけると打ちたい衝動に駆られる機種の代表格です。

決して軽くない大当たり確率を乗り越えた先に50%の壁がありますし、ヘソ当たりそのものの出玉の少なさや時短がないと言う点から賛否は分かれる機種ですが、一旦RUSHを味わったら抜け出せない魅力があります。

打ち手を選ぶ台ではあるものの、個人的にこう言う挑戦的なスペックは好きですので、素直に評価したいと思います。


【パチスロ:ワースト部門】

キン肉マン~夢の超人タッグ編~(山佐) 
※稼動開始時期:2017年 4月

初代と同様に、ART自体は無限と言う部分は仕様として文句は無いです。

ただ、タッグ役/はぐれ役と言う概念・抽選方式については、閉口せざるを得ません。

本来なら、引いて嬉しいはずのレア役なのに、前回と同種でなければ抽選に期待できない=異種のレア役を引いても引き損感がある。と言う状態で通常時を遊技するのは、些かしんどいと思います。

 

モンキーターンⅢ(山佐)
※稼動開始時期:2017年 2月

ST方式のARTとしてリリースされており、その仕様自体には特に文句は無いです。

また、初代やⅡがヒットした一因である「4号機ライクなゲーム数狙い」をあっさり放棄した点も、意欲的ではあると思います。

ただ、こちらもキン肉マンと同様に、「カレンダー上で特定のマスに居るときにレア役を引く事が必須」となっており、通常時の捨てゲームが多過ぎでは無いか?という懸念があります。

また、最強の特化ゾーン「究極Vモンキーラッシュ」に辿り着くためには「バトルトライアル」で一定以上の勝利Ptを積み、更に「SGレース」を制覇する必要がありますが、上乗せ性能とハードルの高さが噛み合っていないような気もしています。

 

盗忍!剛衛門(大都技研)
※稼動開始時期:2017年 9月

通常時の「盗目」がART抽選の鍵を握っていますが、1回引いただけではほぼ意味が無い。と言う仕様は、正直なところ受け入れ難いです。

現実的に、ARTに当選するには4Pt~6Ptの盗目ポイントが必要ですが、そのためには「7G+αのST状態での盗目重ね引き」が要求されます。

ただ、MB(次Gが弱盗目or中盗目)が1/28.5、単独弱盗目が1/84.5と言う出現率を考えると、7G+αで簡単に引けるものとは到底思えません。

また、初期G数決定でもある「鬼賽」に夢があるかのような表現が多く、更にはデモ画面中の乗せも打ち手を煽りに煽っていますが、現実を一旦味わえば、夢は夢だと思わざるを得ない機種。と言う感じでしょうか。。。

 

笑ゥせぇるすまん3~笑撃のドーン~(三洋)
※稼動開始時期:2017年 9月

設定6の機械割は現行機の中でも最高峰であり、「リセット時の天国移行率」や「設定不問で狙えるG数」等、立ち回りの面ではプラス要素は大きいです。

ただ、そう言ったプラス要素が大きすぎるが故に、夜にしか打てないサラリーマン層ですと、本機と無縁の生活が強いられます。。。

また、結局は高い機械割となっていても、出玉の切っ掛けは「真ドンドンボーナスからのドンドンチャレンジEXTRA」又は「極ドンドンボーナス」にありますので、振り分け負けが許されないと言うのは、打ち手として愉しい要素がないのでは?とも思っています。

 

バジリスク~甲賀忍法帖~絆(エレコ)
※稼動開始時期:2014年 1月

稼動開始から3年が過ぎた今でも安定した稼動をしており、現行機種の中でのモンスターマシンです。

また、おそらく私が説明するまでもなく、本機の「良い部分」は、皆さんが認識しているものと思っています。

反面、あまりにも傑作すぎると言う部分で、ホールも打ち手も「とりあえず絆」と言うような風潮を生んでしまったことは、正直マイナス要素かなと。。。

勿論、支持されるべき機種だと言うのは理解していますし、賛同するところでは有りますが、それが結果的に「業界としての代謝を阻害している」と言う風にも捉えられますので、そう言った点でこちらに選出しました。


【パチンコ:ワースト部門】

CR 哲也 玄人の頂へ(大一)
※稼動開始時期:2017年 9月

右打ち時の出玉感やアタッカー性能については、現行機種の中でもトップクラスであり、特に不満はありません。

ただ、通常時の演出が「ひたすらプレイヤーを煽る」と言う部分はマイナス評価です。

そして、本機の確率変動中は勿論のことながら対局バトルが繰り広げられるのですが、そこに問題があります。

所謂、昔で言うところの「バトルタイプ」の機種であれば、勝てば継続・負ければ終了。と言う判りやすい図式がありました。

ですが、本機については、対局に初めて負けた場合は「玄人BATTLE」として電サポは継続しますが、ランプをよく見ると、しれっと突然時短になっているんですよね。。。

これは、過去のバトルタイプの機種が積み上げてきた不文律を破っているような気がしますし、セグやランプを気にしないプレイヤーからすれば「不可解な挙動」とも感じられてしまうのは、「残念」の一言かなぁと思います。

 

CR 世界でいちばん強くなりたい!(藤商事) 
※稼動開始時期:2017年 3月

兎に角、演出バランスが宜しくない。そんな印象があります。

金系のエフェクトが絡もうが、絶叫インパクト絡もうが、昇天チャンスが絡もうが、悪い意味で「最後まで安心できない機種」の代表格。と言った感じでしょうか。

実戦の中で、「こんな演出で当たるんだ(笑)」よりも「この演出でも当たらないのか。。。(驚愕)」と言う印象の方が多く、「実戦においてモチベーションを保つことが困難な機種。」との観点で選出しました。

中の人や楽曲については非常に好みなコンテンツゆえに、マイナス度合いが強く感じてしまっており、演出モードが変更可能であってもこちらに選出せざるを得ませんでした。。

 

CRF LADY GAGA(SANKYO)
※稼動開始時期:2017年11月

小当たりRUSHに特化した仕様であり、出玉力については悪くないと思います。

ただ、通常時の演出について、全く意味が判りません。

時代の先を行き過ぎた機種なのか、それとも、私が時代に付いて行けていないだけなのか・・・

兎も角、私の中では「先読みバイブの発生を待つだけの機種。」と言う印象しか残りませんでした。

 

CR ぱちんこ必殺仕事人Ⅴ(京楽)
※稼動開始時期:2017年 5月

昨今の「筐体の巨大化」の象徴でもある機種となっています。

仕事人シリーズの中で特段見劣りしない機種であり、また、「小当たりRUSH」も搭載されていますので、出玉にも十分な期待が持てます。

ただ、やはり筐体の巨大化の余波も大きく、紙幣投入口が塞がれたり、コールボタンが押しづらかったり、データマシンが見えにくかったりと言う諸問題もあり、それらの部分については、リリース前に改善できたのではないか?と、未だに疑問に思っています。

また、個人的には「激熱予告がひたすら弱い機種」と言う印象が強いです。。。

 

CR ぱちんこ水戸黄門Ⅲ(京楽)
※稼動開始時期:2017年 2月

鳴り物入りでホール導入を向かえたハズでしたが、あっと言う間に姿を消していました。

本機については「小当たりRUSH搭載型」のST機となっています。

ただ、そもそもの部分で「小当たりRUSH搭載機」と「ST機」の組み合わせにおける「親和性」に疑問があるのは私だけでしょうか・・・?

「続けば続くほど嬉しい状態(=小当たりRUSH)に上限が設けられている。」と言う風に考えてしまうと、いくらヘソ当たりが軽めであっても、打つ事へのモチベーションが保てない。と言うのが正直なところです。

 


と言う感じで、合計20機種を個人的に選出してみましたが、如何だったでしょうか?

繰り返しになりますが、あくまでもこの内容は「いち個人としての意見」であり、特段の悪意も忖度もありません。

むしろ、あくまでも「私の設定したレギュレーションを満たした機種」を対象としての選定となっていますので、更に上を行く機種・下を行く機種も、まだ多くあると思います。

実際、色々と言いたい部分がありつつも、土俵に上がる要件すら満たしていない機種も多々ありますからね。。。

 

と言ったところで、特別企画記事のほうを終了したいと思います。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

(K.S.Yuki)