お嬢さん、どうなすった?ならこの薬湯を飲むといい。えっ、あっしですかい?名乗るほどの者じゃござんせんが、ちりめん問屋の 西陣の

「下皿のパカッを一回で出来ない者。」

とでも申しておきましょうか。

何回もレバーをシュチャッ・パーン・シュチャッ・パーンとやっていたところ、見かねた隣のおじさんが「はい」と開きっぱにしてくれました。やさしい世界ですね。というか西陣のあれ、どうなってるの?皆さんは一回で出来るんですか?

過日、ちょっとばかり頑張りましたが、基本的に夕方からの短時間決戦スタイル。そんな中でもゼロの状態からは少~しわかってきました。結果が伴ってないのが恥ずかしいですが、それでもバカみたいに負けた一昨年を乗り越え、何とかプラスに出来た昨年でした。そして予測不可能(というか予想するのが怖い)今年となってございます。

疑問数珠つなぎ

「期待値という名の貯金を積んできた、それをおろす」時は来た、それだけだ。なんてな表現を見かけます。おそらく経験していないからか、よくわからない。だからこそ目標に全ツッパを入れたわけですが、とにかく私の疑問はいつだって単純です。愚問と言っていいかも知れません。

回る台を打て→わかりました。意識したおかげで、昨年プラスになれたのではと思っています。

いつまで?→じゃじゃサンは「回らなくなるまでだよ」と言いました。回らなくなったら、そこまで打ち込んできたのにもう打たないの?という疑問も浮かびますが、そこは置いといて、シンプルにわかりました。

で、ここで疑問。翌日も朝から全ツッパするんですか?そうだとして、また枝は分かれていきます。こうしてどんどん増殖していくので「ワカラナイループ」に陥ってしまうのです。こんなこっちゃから、いつまでも進めず何度でも繰り返す、このワカラナイズム。どうしたらいいの~?バイトリーダー!ちょっと古いネタで失敬。

回らなくなるまで打つにあたっての疑問。それって可能ですか。朝から並んで台を押さえる必要があるでしょう。プロは別として、皆さん本当にそうされてるの?

ああんもう!ここでまた疑問。

ずっと回し育ててきた台を、他の人が座ったらどうするのかという事です。諦めるんですか?まぁそうしかないと思いますけど。

そしてまた、マーク屋という言葉も知りました。深くまではわかりませんが、プロたちが打つ台をマークするという意味が含まれるのでしょう。つまり「横取り」になるわけですよね。

ここで疑問というか恐☆怖

不可思議な行動を取る人物は観察しがちですが、正直、他は見てないんです。だからプロがどの方か、サッパリわかりません。毎日お見えかなくらいはわかります。でもプロなのか、はたまた軍団と呼ばれる方なのかも一切わかりません。そこで恐怖が生まれるのです。

何となく釘を見たりして座りました。それがどなたかが大事に育ててきた台だった、ら……?

どうすんの!?

空いていたから座った。ならまっきゃん悪くない。でもタイミング悪いのか良いのか、それが爆裂してしまったら?もしかして知らずネコババとなり、密かに「あンのマークババァがあ!」と思われたりするのかも。マークババァはちょっとイイ響きですね。ネコババババァはバが多いですね。

私がマイホとサブホ、3店舗のお店でしか打たないのは、このせいもあります。怖い。ちょっと行けばすごく大きいチェーン店がありますが、1回しか行きませんでした。何だか怖いからです。マイホなら何かあった時に必ず店員さんは私を守ってくれる。はずです。彼女はパチンコ初心者で「わからなかったんだ」とカバーしてくれる。はずです。でも知らない店では守ってくれないでしょう。私も原因すらわからないでしょうし。

1パチでパチンコを打ち出した頃。スペックも台の種類も、データカウンタの見方もわかりませんでした。ただ大好きな化物語を打ちたくて打ちたくて、常連客ダーイシが止めた後に座りました。それがすぐ当たり、隣の席から彼に睨まれた経験があります。何もわからず震えました。そう言えばピラミッド・アイと、サブホで2人に挟まれる奇妙な事もありました。しちゃいけない何かをしたのかも。どう考えてもわかりません。

そもそもなんでそんなややこしいんですかね。いつか「アンドレ氏からの挑戦状」で書きますが「なぜ4パチを打つのか」の理由のひとつに、これもあるんです。1パチの常連が怖かった。ダーイシらは4パチを打ちません。

聞けばスロットなどでは、キープ台を横取りするヤカラもいるというじゃないですか。こわっ!なぜパチンコを大好きになった初心者を怖がらせるの。暗黙の了解だなんて知りません。ルールがあるのなら、ハッキリと店頭に掲げてもらいたい。守らない者にはホラ貝を一回吹き、2回吹かれたら退場とか、何でもいいからナイスなことを考えてほしい。統一ルール。今のパチンコは若い女性客も増え、一昔前の「鉄火場」のようなムードはなくなったと昔を知る方々は言います。ここまで来られたなら、もうあと一歩な気もします。それはレジャーとしてのパチンコ復活です。

ここまで書いて、厄介な事に「鉄火場」への逆戻りになるのならそれもまた一興という心もどこかにあります。若い頃に「よござんすか」なモノホンの賭場に行った事がありました。でも「お嬢さん、ここはお嬢さん(のようなトーシロ)が来るところじゃありませんよ」と断られました。アウトレイジさんは笑顔でしたが瞳は笑っておらず、冷やかしへの牽制だけでない何かを感じたものでした。凄み。その凄みコミコミには抗えないギャンブルの魅力があり、鈍い光を放っていたのです。

どっちに振り切れるとしても、パチンコって本当に摩訶不思議。シュチャッ・パーンを繰り返す者にやさしイイ人がいる反面、怖イイ人もいる。

とりあえず新規の客を増やしたいのなら、怖いをなくして欲しいです。ルールはルールとして。紳士協定までは行かずとも。ハッ、それってカジノっぽくしろって事になりますかね。パチンコ屋さんに入るのにドレスコードが出来たりして!