アウトプットするには、インプットが必要でございまして。東京都の感染者数の増加で、またもネタに苦慮しております。タイトルでは笑っていますが、なかなかに笑えないレベルでして(汗)。

悠遊道では1月の終わりに「店員さんのマスク着用を求む」という記事を書きましたが、K.S.Yukiさんと同じく「ホールもユーザーも危機意識が不十分」という判断をせざるを得なく、かなり早めに自粛生活に入っていました。インプットなしのアウトプットしまくり生活です。長くなると昔話のネタも尽きますがな。

「前に読んだことのあるような話か」その免罪符は、みなさまのリクエストしかございません。採用されるかはさておき、幅広い方向のアイデアをいただければと存じます。ひらにひらに。

週イチペースかつ複数のところでライティングをする生活となって14年くらいでしょうか。我ながら、よく続けられていると思います。

あまり実戦的ではないといえ、コラムにするネタは往々にしてホールで拾っています。そのものズバリでなくとも、ヒントを見つける感じでしょうか。1回の実戦で複数のことを気付いて帰るのが理想です。令和の最初にスロゲーセンで昭和の『アニマル』を打ちましたが、それだけで3箇所に切り口を変えて書いていたりします(笑)。

機種のことだけではないですね。ホールのことはもっと多岐に渡ります。そのときどきで違う引き出しを使っていたから続けられたのはあるかもしれません。その最初のきっかけを作るインプットが大幅に減っただけでなく、コロナ禍での営業という制約から「いまその話する?」という使えなくなったネタが多数。ネタ不足の脅威が過去最大級なのは間違いないです。

……なんて、ココに書くのは、ラジオのような雰囲気を勝手に感じているからかもしれません。ほかにも連載をいただいていますが、書く内容は似ていても(解説が違うのは問題でしょ)性格は異なっているつもりです。狙っているわけではありません。自然とコラムごとに分かれる感じです。

 

特に、私はそもそも極度の人見知りでして。初見の方には何かしらのスイッチを入れないと話すことができません。それが……文字もなんです。悠遊道での連載を読み返すと、最初はもの凄く人見知りを感じさせる文章だと恥ずかしくなります。

コラムに限らず個人ブログでも。連載形式のものは、読者のみなさんと空気が作られていくものと思っています。書き手ひとりでは成り立たないことが多いです。簡単に言えば、読者層がホール関係者かユーザーかによって、同じ機種を書くにも視点や切り口は変わるということです。

それぞれのサイトごとの読者さんにもカラーはあります。続けているうちに自然とそのカラーに引っ張られていく感じですかね。雑誌などで編集さんの意向が反映されやすいのは、お仕事の請負先というのもありますが、読者層の全体を把握していて、しかも原稿の最初の読者となることが大きいかと思います。悠遊道であれば感想をツイートしてくれる、まっきゃんさんの存在も大きいですね。どさくさに紛れて感謝を書いておきます(笑)。

 

たまにパチスロライターになりたい(演者ではなく)と相談を受けますが、基本的に編集となることを全力で勧めています。短期間でしたが私も元編集です。否が応でも読者さんを意識するようになりますし、1回の実戦で複数のネタを仕入れるか複数の切り口を見つけることの大事さも身にしみますよ。また、どういう納品方法が良いかなど実務も学べますしね。有り余る文才がないのであれば、こういった基礎を頑張るしかありません。

ってね、このご時世にパチスロライターになりたいなんて人はおらんでしょ。こういう感じでコロナにネタを封じられるのです(汗)。打ちたい気分にさせるのもどうかと、機械の話は減らすこととなりますし。ホールの方向でも、出玉の見せ方や接客内容より、まずコロナ対策の徹底ですからね。うーむ、困ったものです。ということで、リクエストお待ちしております。

うむ。ライター生活20年にして、もっとも中身のないコラムとなりました(笑)。すみません。これを書けるのも、みなさまの包容力が高いから……ラジオのような安心感ゆえの甘えと思っていただければ幸いです。