参議院選挙が公示されたら、“おだち源幸”候補のことを書こうかと思っていましたが、ポロリさんに先を越されたのでやめておきます(笑)。

正直なところ。パチンコ・パチスロの存在感をどう見せられるか。これなんですね。あっさり落選でもされてしまうと、コイツらはチカラがないと判断され、これからもスケープゴートで袋だたきにされることでしょう。当選した暁には無理難題も通させる…という空気感ではありません。長年の国民の余暇。普通のことは普通に意見を出させて欲しいというだけです。

公示前の勉強会に参加しましたが、おだち候補に実直な印象を持ちました。これからもパチンコやパチスロを楽しみたいという方は、応援してくださると嬉しいですし、そうでない場合も投票には行きましょう!

 ちなみに、比例代表なので、よく政党名を書くところに個人名を書くパターンとなります。この個人票が大事なんだとか。

 

○6月の不適合事例

保安通信協会(保通協)が発表した6月の型式試験について。結果書交付は76件で適合は17件(適合率22.4%)。6月中旬まで「今月は適合が多いらしい」なんて噂もありましたが、終わってみればいつも通りでしたね。はい、こんな数字はどうでも良いです。私が気になるのは、落ちた機種の中身です(笑)。

 

1)1回の第一種特別役物の作動中に遊技回数が12回を超える性能を有していた。

第一種特別役物とはREGのこと。BIGとMBは“何枚の払い出しで終了”としなければなりません。それに対して、REGには枚数の規定はありません。「??回の入賞で終了or最大12G消化」という条件です。なので、正確な役構成を見られれば、一発でこれREGだよねと分かります。そんな基本的なことなので、何をやろうとしてこうなったかは不明です。

2)第一種特別役物が作動すると、規定数が2枚又は3枚から3枚のみに変動するとともに、入賞に係る条件装置の作動確率が下がる性能を有していた。

ボーナス中は、通常時より小役の期待値と確率ともに高くなくてはなりません。これは割とある指摘事項です。私は、その前に書かれていることが気になりました。通常時は2枚掛けか3枚掛け遊技(MAXBETは3枚掛けに)の機種は、REG中で3枚掛けオンリーとなっていけない。そう読み取れます。ボーナス中のみ枚数固定の機種とか、5号機では珍しくなかったんですけどね。

 

3)複数の入賞に係る条件装置が同時に作動した遊技において、作動した条件装置に係る図柄の組合せができるだけ多く表示される又は獲得できる遊技メダル等の数が最も多くなるようあらかじめ定められた制御を行わない性能を有していた。

長かったので最後にしましたが、まったく珍しくない項目。複数の小役が同時成立しているときのことですね。押し順正解なら10枚、押し順が違っても、押し位置が正解なら10枚。少し違ったら1枚、まったく違ったら0枚。こんなパターンのことでしょう。

このときのリール制御は「最も多く払い出す小役の並びを優先」というのが5号機初期からの概念。これが止まれば簡単に8枚小役となる場合も、平気で蹴ってしまいます。残りリールで特定位置を押せば15枚になるのであれば、そちらが優先。特定位置を押せないと0枚になったりしても。これを使ってAT機やART機では小役が揃いまくらないようにしています。

「小役の組合せができるだけ多く」は、これに追加されたものでしょう。正直なところ、初めて見たかもしれません。最大払い出し以外にも選択肢を作れるようになったのであれば、悪い話ではないと思います。

ほか相変わらずな基板関係と出玉率関係は割愛。保通協先生の次回作に期待することとします。