いよいよ緊急事態宣言が全都道府県で解除となったのは先週のこと。
まだ第二波、三波が非常に心配ですが(自分も浮かれちゃダメと自戒中)、とりあえずの出口が見えてきたということで、3月からの自分の中での考えをまとめておきます。
人の思いなんてものは個人個人違うものですし、これが正論というつもりはなく、「ああ、安プロはそう思ったんだな」くらいで読んでもらえたら。

☆政治との絡み
お国と自治体の動きは、結果として及第点としたい。海外と比べて死者数率が少ないので。感染者数の発表を眉唾で見ている自分にしたら、コロナによる死者数も鵜呑みにするつもりはありませんが、それでもです。
悔やまれるのはオリンピックに拘ったと思わざるを得ない、初動対策でしょうかね。あと、海外からの入国者への緩い対応。

☆パチンコ叩き
過去のイメージからの脱却が図れていないのかなあ。残念な報道と行動が多かった。
当初は「何を言っても揚げ足を取られるのがパチンコ。こういう時はじっと頭を低くして嵐を待つのがいいんでは?」と考えていたのですが、ツイッターを見てると
「これはいかんぞ! せめてファンに変な後ろめたさを持たせてはいけない」
自分ですらそう思い、言いたいことを伝えようと気持ちが変わりました。
しかし、マスコミもひどいよ。
今は数字や法律、規則等の知識を武器に、この業界でも世間と戦える人がいるだけマシか。悠遊道の佐々木真さんなんかは、ライター側の筆頭だと思います。

☆業界内
5月になって「ライター、演者は何も言わないのか?」なんて風潮も出ていました。
個人的には「えっ、俺っすか?」で、「言うべきと思ったことは言った。誰かが代わりに言ってくれたことは言わない」のスタンスだとTwitterで呟いたりしましたよ。(専門誌で記事を書いていても無料ではないので、世間で無きものとされるのは残念)
でも、スジとしては「自由な場で発言を強要するのはまずいかな」というのもあります。

天下の大崎一万発氏なんかは「この非常時だ。普段は誰に飯を食わせてもらってるんだ」的な発言をしていたけれど、そこはそれぞれの立場があります。
自分はイベント屋さんでも来店仕事をしている人間でもないし、誌上プロとしての掲載媒体が間接的に(広告も出版社の収入源)自分の見入り(原稿料)になっているかもしれんが、その分はパチプロ稼業の実入りより少ない。
もちろん今回のようにパチンコが消えるような事態となれば抵抗しますが、パチンコが今までの日常に戻れば、(店のおこぼれを少しだけいただく身であれ)以前と同じくホールとやり合う形ですから。「俺は良くも悪くもただのパチプロだ」そう改めて自覚をしました。
結局、コロナ禍の中では、外に対しても内に向けても、(自分はパチンコが消えてほしくないから)人として思ったことを言ったまで!

☆パチンコ業界
コロナ禍での動きは発信も行動も、頑張ったと思いたいです。
大昔より弁が立つ(書ける)人が増えたんだなあ、という良い印象を受けました。←上から目線でごめんなさい。
休業要請に従わずに吊るし上げられた店もありましたけど、その割合は思ったより少なかった。それでも世間には足りないと思われたようですが。
ちなみに、休業するか否か?については、自分の考えは過去に書いた通りです。だから、先月末の「都の無回答は潰れろとイコール。もう責任を取れないので都遊協から指示はしない。執行部は辞任します」という動きにも、何も発信しません。

しかしまあ、世間様に認めてもらい、堂々といられるパチンコ業界への道はまだまだ遠いな、と。
そして、お国が認めるカジノみたいな形になると、還元率を筆頭にパチプロには都合が悪いことも多々あり、自分はそっちを望んではいけないか? そんな考えに傾きつつある昨今です。
次の都知事選で小池氏には絶対投票しませんがね。