☆先日コメント欄に「初心者でもできる釘読みを教えてほしい」という書き込みがありました。
「新時代の」と銘打った当講座ですが、そんな需要があるのなら、基本に立ち戻って書いてみようと思ったしだいです。

☆今回はヘソ幅についてです。
自分は10年ほど前までずっと感覚でやってきていて、知人のプロが言った「写真を撮ったつもりで絵で覚える」というのにまさに同意する感じでした。

ただ、この感覚というのも細部まで掘り起こすと、見る際に無意識に補助物を利用していたり、モノサシを作ってやっていたのに気づいたところです。

☆具体的にはヘソの釘を見る際、動かないヘソチャッカー自体を基準にしていること。
以前効き目の話を書きました。その見方(きちんと利き目だけで見る)で以下の3つの調整を見れば、わからない人はいないはずです。

1)釘の頭の内側がチャッカーのヘリより外に見える
2)釘の頭の内側がチャッカーのヘリとぴったり重なる
3)釘の頭の内側がチャッカーのヘリより内側に見える

どうです? これなら判断できるでしょう。

☆問題は現実のホールでは多くの場合、3のパターンのバリエーションになっていることです。
ここからは慣れと自分の中でモノサシを作り感覚を磨く作業。
釘の頭半分以上が内側へめり込むようなことは滅多にないので(相当ゲージが甘いか、超回収店くらい)、自分の中だけでOKだから、
「ちょっとだけ内側に被っている」
「普通に内側へ被っている」
「はっきり内側に被っている」
みたいに度合いを記憶(メモって記録でもいい)するようにする、と。

☆ちなみに、「釘の頭を10分割して、上記を数値化~記録する」というのは、私の記事につどつど登場する90年代の名門サイト「クロムノート」のメンバーだった、コウアンさんが始めたものらしいです。
後に、全く同じことをパチテレの「ガチプロ」という番組で活躍した神川さんも言ってました。

この数値化は他人と現実の調整&感覚を共有した方が良いのですが、個人で行う場合はそんなもん必要ありません。
自分も10分割法でメモをしますが、他人の1と自分の1が一緒でなくても、現場で支障はないので。

☆あっ、この方法の難点も一つ。
実行する場合は頭を盤面に近づけて、釘を真上から見ることになるので、非常に格好悪い(笑)。
ぶっちゃけ目立ちもするし、「習慣にしなきゃ良かったかも」と悔やんでいる自分もいます。
椅子に手を当てた地点から立ってみても、自分なりの判断はできるから、そっちで自分なりの数値化をするのもいいかもしれません。
ちなみに、悠遊道のぽち。君はA、B、Cと3段階だっかな? 5段階だったかな?
そんな感じでランク分けしてると言ってましたよ。