設定推測のツボ1 ~ 外的要因が大前提 ~

設定推測のツボ2 ~ 外的要因の詰め方 ~

 

今回はツボ1・2で延べた外的要因の大切さを踏まえた上で、次はそれぞれが置かれた環境の違いから、どのようにお店を選ぶのか、という点を掘り下げていきたいと思います。

 

Point.1 設定6は無いところには無い

誰しも1度は好きな機種の設定6をホールで思う存分打ってみたいと思うもの。しかし、地域差によるホール状況の違いはボクら打ち手にはどうしようも出来ない絶対的なものとして存在します。

こちらは左側が東京都心、右側が神奈川県の中心部横浜駅を中心とした、同じ縮尺でのパチンコ店MAPです。

パっと見て分かるように明らかに東京の店舗数の方が多い事が分かるかと思います。神奈川県は首都圏の中でも比較的恵まれた環境であるにも関わらず、東京とは大きな差があります。これが人口の少ない街になればなるほどその差は広がります。

パチンコ店の密集度は=競争の激しさであり、密度の高さに比例して還元率の高い店舗が存在するのは紛れもない事実です。

かつては環境差を持ち出すなんて言い訳だろう、と思っていた時期もありました。ボクらのようなパチスロ生活者にとってはそれは正しい面もあるかと思います。しかし、パチスロの為にわざわざ引っ越すなんて事が出来るような方は、そもそもこんな記事必要としていません(笑)。

様々な地域のパチプロの話を長年見聞きした者の実感として断言しますが、必ず地域差は存在します。そこは割り切った上で次のステップへ進みましょう。

 

Point.2 自身の行動範囲を整理する

次に考えたいのは自身の置かれた環境の中にあるお店の精査です。

電車移動なのか、自動車移動なのか、はたまた徒歩・自転車圏内か。それぞれの生活スタイルがあるかと思いますが、それに合わせてまずは自身の行けるお店が何店舗あり、それらのお店の設定状況はどうなのか。

それを確認するためにはスマホをフル活用するのが近道です。

パチンコ店MAP P-world 

まずオススメしたいのがこちら。パチンコ店の場所が地図上で分かるアプリで、アプリ内から各店舗のP-worldサイトへも飛ぶ事が出来ます。新しく行くお店の場所が分かるのは勿論、設置機種や営業時間、20スロ5スロ等のレート、駐車場の有無など様々なお店の情報が確認できます。メール会員の登録もP-worldから行えますので、行けるお店は片っ端からメール会員登録をしましょう。その際一つ気をつけたいのは、私用のアドレスは使わない事。パチスロ用の捨てアドレスを一つ作り、普段使うメールとは別のメールアプリをインストールした上でそちらに集中させるのがオススメです。

パチンコ・パチスロ情報満載のデータロボ サイトセブン

次はデータロボサイトセブン。これに限らず各店舗が独自に用意しているデータサイトがあれば必ずブックマークしておきましょう。スマホから出玉状況を見れるサイトがあれば、わざわざお店まで足を運ばなくともお店の設定状況をある程度把握できます。

自身の行動範囲内の店舗をこの2つの視点からまず整理し、高設定が狙えそうな店舗に目星をつけるだけで勝率はグっと上がるでしょう。サイトセブンは有料ですが、一ヶ月だけ加入し、その間集中的にデータを見て回るだけでも得られる情報はケタ違いです。神奈川県の場合、サイトセブンに参加している店舗数が非常に少なく店舗個別のデータサイトを調べるのに苦労するのですが、情報=お金。使わなくなったら解約すればいいだけですし、十分月額料金を払う価値があると思います。

 

Point.3 例え高設定が存在しても座れなければ意味がない

高設定の存在が明らかになったとして、ではいざそのお店に行ってみたらとんでもない抽選人数でまともに座れない・・・・・・なんてケースがよくあります。

優良店に人が集まるのは仕方ないところですが、いくら萌え系機種が強いと分かっていても秋葉原のアイランドのように総台数の約5倍にもなる1600人もの人が抽選に集まるようなお店ではそもそも目的の台に座れる可能性自体が極端に低く、その日一日がムダになってしまいます。

環境要因の一つとしてライバルの数というのは重要です。

・目的の台に座れればほぼ確実に設定6、でも抽選倍率10倍以上

・目的の台に座れればほぼ設定5、抽選倍率2倍

こういったリターンと座れる可能性を天秤にかける事は非常に重要です。

また、あまりにも強力なライバルがいるお店というのもこれと同義。サクラがその最も極端な例ですが、その他では全6があっても軍団が跋扈していて抽選で勝てない、一日の流れの中で全6の台が空いても仲間同士が確保してしまい座れるスキがない。こんなお店では勝負になりません。

お店に高設定が存在する事がまず第一ではありますが、自身が座れる可能性が低いお店にいくら行ってもムダ打ちが増えるだけ。常に「座れる確率」を意識しておきたいところです。

 

●ツボ3 ~ 環境を踏まえて ~ まとめ

それぞれが行けるお店、行ける日というのは当然人によって違います。その中で万人に共通するベストな立ち回りなど存在しません。

それぞれの環境下で、出切る事と出来ない事がある以上、どこかで割り切りは必要ですが、その為にもまずはお店を知る事が必要です。

今は多くの方が持っているスマホをフル活用する事で、お金を使う事無く様々な情報得られる時代です。だからこそ、似たような環境下でもそれを事前にやっている人とやっていない人で大きな差が出ます。

しかし、これらは何も「プロ」でなくとも誰にでもやろうと思えば出来る話です。自身の置かれた環境を理解した上で、冷静なお店選びを心がけたいところですね。

 

次回、設定推測のツボ4では ~ 設定値と負けない為の仕事量 ~と題して、高設定狙いで結果を残す上で頭の隅に置いておきたい計算力について書いていきたいと思います。