土日が休みのサラリーマンになって、今年の1月で10年が経過しました。

今をさかのぼること10年前、すでにパチンコ人口、パチンコ店舗数とも減り続け斜陽化しつつあったパチンコ業界。その後の10年もまた、残念ながら出口の見えないスパイラルに陥り、私も同じように出口を探してあがき続けてきたように思います。

朝から打てるのは土日あるいは祭日のみ。田舎在住のけっして良いとは言えない環境の中、安月給の補てんをすべくあがいてきたこの10年間。どうあがいてきたのかを前編、後編に分けて年ごとに振り返ってみたいと思います。また、短時間勝負が多くなるサラリーマンゆえ、重要視してきた平均時給も付記します。

まずは、2009年~2013年を振り返ります。

【2009年】

慣れない仕事に就いた当初、パチンコを考える余裕など無く、自ずと稼働時間が減りました。ただ、出社初日から「パチンコの勝ち方教えて」と複数の方が言ってこられ、お昼休憩の時などはパチンコ談義に花が咲きました。また、通勤途上のバスではパチ好きI氏の隣が指定席になりました。

そんな中、4月に「蒼穹のファフナー」という最後とも言える攻略機が登場。難度が高く完全にモノにはできませんでしたが、時にはお店からマークされながらも追いかけました。

5月には、念願であった安田プロとの対談を果たすことができました。高田馬場で伺った珠玉のお話は宝物として90もの箇条書きで残してあります。

年度後半になると、玉増やし効果の高い、甘の「カイジざわ」を打つ機会が増えました。安田さんから、プロが追いかけてる台がある、と言われてましたがコレだったのかは?です。

☆よく打った機種:カイジざわ、蒼穹のファフナー、必殺仕事人桜花乱舞

勝敗:91勝53敗

年間平均時給:+3135円

 

【2010年】

新しい仕事にも少しずつ慣れてきて、仕事帰りにもパチをする日が増えてきました。貯玉店の無い環境、短時間勝負なら早く持ち玉になりやすい甘デジがメイン。中でも「必殺仕事人3祭」は、1/90と大当たり確率が高く夜パチにはカイジざわ以上にうってつけでした。

大当たりの半分に時短100回が付き、ST中の長い変動と相まって、感覚的に遊戯時間の半分は玉増やしタイムに充てることができ、負ける気がしなかった機種でした。

他に、「シャカラッシュG」「大シャカラッシュG」も1/160と甘目で玉増やしができる機種として重宝し、土日には遠方店まで打ちに行きました。これは、ドットの演出も楽しい台でした。

☆よく打った機種:必殺仕事人3祭、カイジざわ、大シャカラッシュG

勝敗:126勝105敗

年間平均時給:+1933円

 

【2011年】

「必殺仕事人3祭」や「カイジざわ」の玉増やし効果に加え、隣町店の隠れイベントの状況が秀逸で、来店ポイントを貯めるため仕事帰りに高速道路を利用したりしました。この、自分で指定できる機種として試行錯誤しながらたどり着いたのが、「甘大海アグネス」、さらに玉増え効果の高い1台。甘デジにしてホームラン級の出玉を4度ほど飛ばすことができました。

だんだん、予約をするための朝の並びのレベルが上がり、パチ友を誘って2人で先頭に並んで時間つぶしをしたりしましたが、7月をもって全国的にイベントが禁止されると同時に、このお店の常連にしか分からないようにし仕向けた隠れイベントも完全終焉してしまいました。

その後は、京楽のスペック甘目の「銭形平次」や「プロポーズ大作戦」を打つ機会が増えました。また、秋には懇意にしているたいがー山本氏が守山アニキ氏を招いて臨時大阪オフ会を催されてこれに参加。アニキ氏の隣席にてパチ談義をすることができました。

☆よく打った機種:甘大海アグネス、プロポーズ大作戦、銭形平次

勝敗:123勝91敗

年間平均時給:+3410円

 

【2012年】

地元のお店が「ライトタイプの沖海」を大量導入。導入当初はそれほど甘くしてませんでしたが、やがて看板機種としていろんな販促を使ってアピールをしました。これに便乗し、平日によく開けてくれたため、仕事帰りにも通い続けました。

連日通うことで釘の動きや各台のクセの把握ができ、ジグマスタイルのパチンコになりました。

スルーやアタッカーの出玉の釘も良く、ST中に長いリーチがかかるだけであり難いという感覚。やがて地元のプロ集合状態になり、仕事帰りに寄った際の駐車場、所定の位置にプロの車のあるなしで、釘の状態が予想できるまでになりました。

プロの車が無い時、つまり開け幅が弱い日の方が、クセの把握に自信があったためむしろ気楽に打てました。大当たり確定演出では、上部円形役物が小さく「カクッ」と動くのがいい味でした。

☆よく打った機種:スーパー海沖縄桜ライト

勝敗:150勝105敗

年間平均時給:+2558円

 

【2013年】

ジグマスタイルを通して2年目。相変わらず同一店、「沖海桜ライト」と格闘をする日々。

島図や時系列別データなどで、夜パチでの空き台の中の狙い目台へのアプローチ精度も上がってきました。精度を上げるためにも連日連夜通い続け、これに比例して収支にも反映されました。

ただ、釘の開いた日はプロに、クセ良台は常連に押さえられる日も増え、パチンコのスタイルは単純ながら夜パチでは彼らの隣台は敬遠するなど、精神的にそれほど楽なパチンコではありませんでした。

土日は狙い台を打つため先頭付近に並ぶ(といっても田舎なので開店10分前程度)、のも疲れる行為でしたし、ある日からクセ最良台となった283番台を、常連オヤジに先んじる行為もまた疲れました。なので、並びの時間つぶしの意味もありパチ友を誘うことも行いました。

通勤途上、バスの相席パチ歴40年のI氏など、年間の収支が初めてプラスになりこれが3年続いて「今までパチンコで勝っているという人は皆ウソつきだと思っていたが、考えが変わった」と言ったりしていました。

☆よく打った機種:スーパー海沖縄桜ライト

勝敗:176勝106敗

年間平均時給:+2877円