ナミさん、質問ありがとうございます! ベテランの方には易しめの質問ですが、実は深いのです。もちろんのこと全力で答えさせていただきます。ベテランの方も“気付き”があるかもしれませんよ。ぜひ、お付き合いくださいませ。ほんっと、パチスロを打つ上で大事な質問です。

1)ジャグラーで飛び込みで当たることがありますが、それってもし外してもその後ペカるってことなのでしょうか?

その通りです。レバーを叩いたときにBIGが抽選されたとしましょう。赤7を狙っていればGOGO!!ランプが光ることなく揃います。逆に、赤7がない位置を押すと、揃わずにGOGO!!ランプが光ります。狙わなかったからBIGが消えてしまうということはありません。安心してください!

言い換えれば、赤7を毎ゲーム狙い続けるとGOGO!!ランプは1回も光らないのです。それでは、ジャグラーを打った気がしませんよね?

 

BIG成立時に左リール上段にBARを押した場合、赤7が揃うことはなくなります。残りリールでは、押した位置の近くに赤7かBARがあれば、引き込んで「BAR・赤7・赤7」と一直線に並ぼうとします。並べば必ずGOGO!!ランプは点灯します。これを“リーチ目”と呼びます。

中・右リールにボーナス絵柄を狙ったのに、一直線にならなかった。この時点でボーナスは未成立と分かってしまいます。GOGO!!ランプが光ることはありません。寂しい瞬間です。そう。残りリールでボーナス絵柄を押してしまうと、GOGO!!ランプが光ることも光らないことも分かってしまうのです。これも、ジャグラーの「ハズレかと思ったのに当たってた!」という醍醐味ではありません。

なので、私は全力でボーナス絵柄がない位置を押します(笑)。何も得はしません。GOGO!!ランプが光る瞬間に意外性を求めているからです。

実は、このような“得をしないように見える目押し”は、『ハナビ』など液晶もなく、完全告知でもない難しめのノーマルタイプで威力を発揮します。“リーチ目”です。一見するとハズレなのに、オッサンがニタニタするのは、リーチ目が出ているから。

多少の知識がある人にとって、リーチ目とは“分かる人だけ分かるGOGO!!ランプ”なのです。シビアに狙わないと止まらないような出にくいリーチ目は、プレミアムの光り方をするGOGO!!ランプです。心の目でしか見えませんけど。

目押しは、勝つためにやるものと思っている方が大多数かと思います。でも、そうではなくて、楽しみのためにも使えるものなのです。見たい演出があるのと同様に、見たいリーチ目というのがあっても良いですよね。私のスマホの写真フォルダには、地味なリールばかり並んでいます(笑)。

リーチ目を楽しむ機種は、目押しをしてリーチ目を楽しみ。告知ランプを楽しむ機種は、目押しをしてリーチ目が出ないようにして楽しむ。豊かなパチスロライフとするためにも、大切な考え方だと思います。ええ。

 

2)ヤメたあと、すぐ座った人が当てるのって、誰が打ってもそうなるのでしょうか?

あるあるですね。ヤメたら次の人にすぐ当てられてしまうのでは? その恐怖心で追加投資をさせる(売上増)を狙った演出を持つ機種も多いです。ジャグラーではGOGO!!ランプが光っていなければ。ほかのノーマルでもリーチ目が出なければ、いつヤメても問題ありません。リーチ目が出にくい機種だと、一応ボーナスを狙ったりしなければなりませんが。

しかし、最近の機種は注意が必要なこともあります。液晶が付いていて、押し順ナビでコインが増えるタイプです。機種によって、当たりやすいゲーム数だったり、ゾーンがあったりします。目押しが苦手でも簡単にコインを出せそうですが、そういった知識がとても大事になってきます。

このあたりは1.5号機の『ニューペガサス』や4号機のストック機も同じ。天井などもありましたからね。5号機以降のART機やAT機も、そのゲーム性の再現を目指しているので、こんなことになっとります。私も、完全初見の台を打つのは怖いと感じることもあります。ノーマルは押した結果から考えるだけでなんとななりますからね。

なので、ジャグラーに限って言えば「次の人が強かった」これに尽きます。パチンコの羽根モノですぐ当てられるのと同じです。AT機やART機は、潜伏確変のようなことも稀にあるというと分かりやすいかな?

 

私も1日に8台を打ち散らかして、そのうち7台を2000円以内に当てられたことがあります(笑)。印象に残るんですよね。実際、その後も当たらないことのほうが多いかと思いますよ。

ということで。ナミさん、質問ありがとうございました。こんな質問は恥ずかしいかな? とか、まったく気にする必要はありません。目の前の人を上手くしたり、理解度を深めるのがライターの本分です(きりっ)。