この年は、いわゆる「ハイスペックART機」と呼ばれる機種がブームになりました。ハイスペックと言っても、1Gあたりの純増枚数は1~1.2枚といったところ。後に登場した高純増タイプと呼ばれるアクセルAT機(純増が約3.0枚/1G)や、最新6号機(Re:ゼロなど)の出玉速度とは比べるべくもありませんが、5号機時代の初期に実現は不可能とまで言われた「増えるART」を、現実のものとしたメーカーさんの努力は素晴らしいと思います。

 

有名どころは以下の通り(純A仕様機も含む)。これらは私が打ったことのない機種です。

悪魔城ドラキュラ(KPE)、マジカルハロウィンR(KPE)、快盗天使ツインエンジェル2(Sammy)、スカイラブ2(SNKプレイモア)、もっと楽シーサー(SANKYO)、ドキッと!ビキニパイ(NET)、パチスロ交響詩篇エウレカセブン(Sammy)、銀河英雄伝説(ミズホ)、タイムレスキュー777(山佐)、島唄R(オリンピア)…etc。

 

一方、次の機種は私もそこそこ打ち込みました(純A仕様機を含む)。

カイジ2(ロデオ)、忍魂(大都技研)、Rio2 クルージング・ヴァナディース(NET)、ケロット(山佐)、ドラキュラ(NET)、クラシックジャグラー(北電子)、BON JOVI(北電子)、エースをねらえ!(ゴールドオリンピア)、アタックNo.1(三洋物産)、緑ドン(エレコ)、ダッシュ勝平(オーイズミ)、ニューパルサー3(山佐)、パチスロ「機動戦士ガンダム3~めぐりあい宇宙編~」(山佐)、パチスロうる星やつら2(Sammy)、絶対衝激(アリストクラート)、めぞん一刻~あなたに会えて、本当によかった~(オリンピア)、デコトラの鷲(大都技研)、青ドン 花火の極(アルゼ)、哲也 新宿vs上野(アリストクラート)、爆走列島(SNKプレイモア)、一騎当千2 Brilliant Battle(タイヨー)。

これらの中で私が最も打ち込んだ機種は、ゴールドオリンピアの「エースをねらえ!」です。当時、私のホームグラウンドには設置されていなかったため、わざわざ車で30分もかかるお店に通って打っていました。この機種は、液晶演出、リール制御、システムの全てが素晴らしい。スペック的には決して甘くないというか、むしろ激辛な部類に属すんですけど、好きになっちゃったんだから仕方がないじゃないの…。それと、めぞん一刻2もかなり打ち込みました。コチラは収支的には惨敗でしたけど、やっぱり好きなんだなぁ、これが。

ちなみに、両機種とも実機を所有しています。

 

それと、この年に初めて「モバイル連動サービス」が誕生しました(サミーのマイスロ)。今では多くの機種に採用されていますが、当時のモバイル市場はQRコードを読み込めないキャリアも多く、一般のスロッターに浸透するまでにかなりの時間を要しました。読者の皆さんもご存知だと思いますが、初のマイスロ対応機種は「快盗天使ツインエンジェル2」です。

 

なお、この年の私の収支は以下の通り。

平成21年のトータル

  1月       -74,500円

  2月    +56,500円

  3月    +78,000円

  4月   -45,500円

  5月    +48,900円

  6月    +18,000円

  7月    +34,500円

  8月     -19,000円

  9月       -92,000円

10月    +184,100円

11月    +8,000円

12月   -175,000円

合計 プラス 22,000円

 

この年は、前年のマッハ2のように収支を底上げしてくれる機種がなく、個人的に好きな機種を好きなように打ち散らかしたらこうなった…みたいな感じです。最終収支も歴代で下から3番目という酷い数字に終わりましたが、私はこの頃の5号機がいちばん好きでした。