私とバジ絆の「絆」は、深きものにございます。

あれは、パチスロ必勝ガイドに入って初めての収録の日。当時、打ち込んでいたバジ絆で対戦企画に出た私は、そこで持っている知識を活かして収録に臨みました。収録の結果は残念ながら負けてしまいましたが、スロガイの編集部員の方々に「機種説明がしっかり出来ているね。」とお褒めの言葉を頂戴いたしました。

 そして、別の企画での初めての決勝戦。そこでもバジ絆を打った私は、途中まで3人中3位だったのにラスト数分でフリーズを引き、逆転優勝したことを鮮明に覚えているのでございます。

 ある時は、都内から電車で約1時間半も掛かるホールに1週間通い、四十数台あるバジ絆のデータを3時間毎に採取し、朝イチから閉店まで、その遠いホールに一人で通い詰めたこともございます。そのデータ採りの最終日は、実戦編として今までのデータを基にツモるという結構無茶な企画だったのですが、見事、高設定をツモり良い結果を残せたこともございました。ちなみにこれは、私が企画書を編集部に送り採用されたもので、初めてイチから自分でやり遂げた達成感のある企画で御座候。

またある時は、バジ絆を毎日5千ゲーム編集部にある実機で夜通し10日間くらい打ち続けたこともありました。気が狂いそうになった日もありましたが、好きな機種だからこそ出来たことだと思うのでございます。

またまたある時は、誌面実戦で「設定6をツモってこい」という企画がございまして、先輩ライターと共に色々なお店を駆け巡り、設定6を毎日毎日探した日々もありました。抽選でダメなことが多くて、まったくツモれず、実戦日を延長もしました。ダメかと思った最終日、高設定かどうか分かりませんが、真瞳術チャンスで大量出玉を獲得し、なんとか誌面が形になったこともございます。

思い出を挙げればキリが無いバジ絆。そんなバジ絆がホールから無くなるという実感が沸かなくて、なかなかお別れ会をすることが出来ませんでしたが、撤去される数日前にお別れをしてきました。過去にも名機がホールから無くなるとき、お別れ会をしようかなと思ったこともありましたが、いつの間にか撤去されていて、ここまでしっかりお別れ会をしたのは初めてです。
打ちこんでいたからこそ、バジ絆だけはしっかりお別れがしたかったのです。

さて、本題に入りまして、バジ絆のラストランですが、

特になにも起きませんでした。

いつも通り設定を推測し、推定設定4の台を打ち続けた訳ですが、無双一閃すら引くことが出来ませんでした。でも、それでいいんです。バジ絆でやり残したことはない・・・
いや、ありました。

カンスト画面を出したことがない。

欲を言えばそれだけなんです。打ち込んだからこそ、地獄も見ましたし、良い思いも沢山させてもらいました。ちょっと自慢になってしまいますが、私はヒキが強い方なので、いろいろな場面で薄い所も引いて、普通の人よりは色々な経験が出来たと思います。

ラストランは、バジ絆特有の絆高確を活かせず、出玉が伸びませんでしたが、
それもバジ絆です。
開始画面朧なのに単発。それもバジ絆です。
同色BCでチャンスリプレイを引いたのに当たらない。それもバジ絆です。
天膳との闘いでチャンスアップ→敗北→「まだです!」が来ると思って、力強くレバーオンしたのに卍谷に居た。それもバジ絆です。
嫌なところをいっぱい知っていても、何十万ゲーム打っても、やっぱり私の愛は本物だったと思います。

この先、こんなに愛して打ち込める機種が、また出ることを願って・・・。

ありがとう。バジ絆。本当に大好きでした。

ラストラン終了画面
ホールで打ったラストBT結果です。↓

この日は約8000G打ちました。
ラスト収支 

+300枚。

それでは皆様、よいお年を…!