まっきゃんさん、せっかくパチスロサミットにいらしてたのなら、ご連絡いただければ。タピオカミルクティご馳走したのに(笑)。

そういえば、パチスロサミットがあった928日は、まだ消費税8%でしたな。10月へとカレンダーをめくったら10%へ。コインサンドに1000円札を入れると46枚となるホールも出てきています。2014年に消費税が5%から8%に上がった際に認められた“外税方式”を採用したホールは47枚貸しとしました。その延長ですね。

そもそも、なぜ中途半端な47枚だったのでしょう?

遊技メダルは1枚あたり20円が上限と法律で定められています。1000円入れると50枚の遊技メダル(コインの法律での正式名称)を借りられます。パチンコも同様で、貸し玉が4円なので、1000円なら250発借りられます。2014年まですべてのホールが採用していた内税方式です。

パチスロの場合、外税方式になると120円に消費税8%が上乗せされて21.6円になります。これが上限に変化します。20円を超していますが、この計算方法が認められたのでできるようになりました。21.6円なら、1000円で借りられるのは46.3枚。小数点以下を切り捨ててしまうと税率の8%を超してしまうので47枚貸しとなったのです。端折っていますが、パチンコも同様です。

消費税が10%になったので、1枚あたり22円、1000円で45.4枚となったので、やはり切り上げて46枚貸しが上限となりました。

こう考えると、貸し玉・貸しメダル料金に消費税がかかっているように思えますよね? そうだとすると、辻褄の合わないことになるんです。等価交換の地域で考えてみてください。47枚貸しの47枚で1000円分の景品という営業スタイルでは、支払ったはずの消費税が還元されていることになります。

ホールにかかる消費税は、貸し玉料金に対してではありません。粗利に対してなんです。粗利とは、簡単に言えば“売上から景品としての還元を差し引いたもの”。つまり、ユーザーには直接関係のある話ではないんです。そりゃ、消費税の分だけ還元できなくなるとか間接的な影響はありますけどね。

 

47枚貸しの47枚で1000円が“スーパー等価”などとユーザーから言われるように、消費税を使ったレートの演出と考えるのが正解。いや、ホール経営は分からないので正解かは不明ですが、ユーザーから見るとそういうことになります。現に外税方式にしたものの、常連客からの評判が悪くて内税方式に戻したケースもあるみたいですし。

そんなわけで。消費税は上がりましたが、今までと変わらず47枚貸しの47枚で1000円分の景品のままにするホールもあることでしょう。46枚までならばOKということです。

と、当たり前のように消費税は粗利にかかると説明しましたが、これを知ったのは最近のこと。とある勉強会だったりします。「え? うそーん」隣の席にいたアニマルかつみ兄さんと、顔を見合わせちゃいましたよ。それだけ勘違いされたり、考えられなかったりするものなのかもしれません。

 

個人的には、外税方式は嫌いなんですけどね。“1000円あたりのベース”という言葉が使えなくなりますし、確認しなければ体感にも影響を与えます。また、東京の5.6枚交換だと端数の関係で53枚が1000円となります。これを直すと5.64枚交換となって、交換ギャップが少しだけ増えるんですよ。46枚貸しだと52枚で1000円。実質5.65枚交換とさらに下がりますね。

はああ。いずれにせよ財布に厳しくなったのは確かです。ホールでもキャッシュレスでポイント還元とかやってくれないかしら(笑)。

そうそう、悠遊道で書かせていただくようになってから1年になりました。読者のみなさんのお陰もあって、ここでのスタイルも固まってきましたかね。そうです。みなさんが頼りなのです。質問は随時募集しております!