パチスロ専門となって20年ちょっと。「隣の芝は青い」と言うように、パチンコが羨ましく感じることもよくあります。その筆頭が“釘”ですね。このご時世、言葉にするとゴタゴタしそうですが(笑)。パチスロの出玉を左右する設定はブラックボックス。それに対して、パチンコは釘の良し悪しで打つ前にある程度の判断ができます。これが羨ましくてならないのです。

パチンコの場合、優良店情報を耳にしても自分の目で確かめられることでしょう。パチスロではそう簡単にいきません。データや出玉などで行けそうと踏んでも、勝負に行った日から突然悪くなることだってあり得ます。旧イベント日がいつなのかなど、より考えさせられることが多いでしょう。

「この日がアツいらしいよ」私も20年前はそんなクチコミで遠征したものでした(とおいめ)。

いまは朝からガッツリ打つ機会はありません。そうなってから、むしろ優良店と噂されるホールに行くことがなくなりました。夕方からノコノコ行って空いている台は回収台の可能性が高いからです。朝から行く人が有利(わかりやすい)で、かつ賑わっていればいるほど。

そんな腑抜け野郎なので、勝ってナンボのしっかりした方々には参考にならないかと思います。隠居打ちをするようになったら、この考え方を思い出してくださると嬉しいです(笑)。

 

○自分のスタイルを知ることが大事!

私の場合は、東京に住んでいる夕方からノコノコのノーマルおじさん。楽しく打ち続けられれば本望というパチスロとの付き合い方。ダメそうなら、さっさと一杯引っ掛けて帰ります。勝負を早くできるからノーマルというのはありますね。

ノーマルの場合、1回の大勝ちは考えにくいので、勝率と許せる負けに収まるかを重視します。本当は勝率と言いたいですが、東京は交換差額もありますし、ハードルは下げておきました。ただ、勝率重視と言っても中途半端な勝ち逃げはなるべく避けています。持ちコイン遊技は等価交換と同等ですからね。

 

こういった場合、過度にお客さんが付いてしまう設定6が邪魔だったりします。自分に座るチャンスのない高設定はあってもなくても変わりありません。むしろ、全台設定2のほうが大負けするリスクを減らせます。いかに平均設定を高くできるかが大事かな。はい、朝からみっちり打てる方にとっては、用事のないホールです。こういった住み分けも大事。

そんな客付きで大丈夫なの? というご意見はごもっとも。住宅街のホールも繁華街と同じような粗利重視のラインナップにする時代が長くなり、“遊技”を重視するご近所ユーザーが減ったのは確かです。そして、私がまったり打てると好んでいたホールが続々と閉店していったのも確かです。大丈夫、そんな瀬戸際になればわかりますから。中間設定すらないと逃げ出しましょう(汗)。

 

6号機は出玉率が抑制されます。以前のように1回の大勝ちで負けを相殺する手法からは変わっていくハズなんですね。それによって見せ方を変えてくるホールもあることでしょう。

朝からガッツリ打てる方は、そうスタイルは変わらないでしょう。上の出玉率が下がるので収支は低くなるかとは思いますが。朝から高設定を掴んでブン回す。それが最善なのは、今も昔も変わりありません。それに疲れた方や、それ以外のパチスロとの付き合い方を模索されている方は、自分の勝負スタイルを見つめ直して、それに合ったホールを探すことを諦めないでいただけたらと思います。

極論すれば、ジャグしか打たない方にとっては、ジャグさえ遊べればほかは皆殺しでも優良店。その人のスタイルによって、優良店は大きく変わるということです。

自分のスタイルに合うホールが見つからない場合は、低設定域でもスペックがアマめであったり、負けても”遊技の対価”と思える機種だけに絞るのもあり。私が『クラセレ』ばかり打っているのはこれが理由。“勝ちはホール依存、楽しみは機種依存”と割り切っとります。