あと一ヶ月ほどとなりました。11月22日から24日にかけて、今年も“全国パチンコ・パチスロファン感謝デー”が開催されます。スピードくじのようなものを引いて何かが当たったりするかもしれない日です。

(初稿で日程を間違えました。申し訳ございません)

いろいろと広告が規制され、大々的な告知ができなくなってきています。その中で、唯一認められたイベントが、この“ファン感”なのです。では、“ファン感だから行こう”そう思うユーザーがどれだけいるでしょうか?

楽しみにしている方は多くないことでしょう。なんせ、まったく出玉が付いてきていないのですから。私がライターになる前、20年ちょっと前でも“パチンコ・パチスロファンが、遊びたい時に営業してくれている全国のホールに感謝の意を伝える日”と揶揄されていました。今に始まったことではありません。

いい加減、改革が必要ではありませんかね?

ファン感は、全日遊連というホールの業界団体が主催しています。聞いた話に過ぎないので、これが正しいかは分かりませんが、各ホールは全日遊連に“くじの景品”を発注して、当たったユーザーに配ります。値段に応じてコースはいろいろあるそうですが、拒否権はないようです。しかも、ちょっと割高に感じるお値段とか。これもあって、ホールは出玉で還元するイベントにできない、そのモチベーションがない。そう言われています。

全日遊連が悪いとか言うつもりはないですよ。そんな内輪揉め、ユーザーからすると知ったことではないものでして。

問題なのは、ファン感なのにファンが置き去りにされていることです。これってユーザーの責任ですか? ユーザーは、くじ引きを求めているのではないでしょう。“ファン感謝デー”の名前に相応しい遊びやすい環境を望んでいるのではないでしょうか。

少なくとも、広告規制という枠の中では、唯一の公式に認められたイベント日です。せっかくあるイベント日を活かさない。それで広告規制を緩くしてくれと言われても、理解は得にくいでしょう。もちろん、最低限の表現の自由は然るべきなので、広告規制は少し緩和して欲しいですよ。

“ファン感に行って楽しかった。次も行こう!”そうユーザーに思ってもらえる日になることを願いたいです。ま、もはやイメージが悪すぎるので、名称を変えたほうがいいくらいに思いますけど。ちなみに、私は大昔に使い捨てカメラが当たったくらいです。買ったほうが安かったわっ!

 

期待のできないホールが多いのですから、出せば良い印象を持たれます。すると、ほかも出さざるを得なくなる。たまには、良いスパイラルも見たいものですね。

この時期に書くのは、うっかり読んだホールさんが考えてくれることを期待してです(笑)。