「センスが無いのは承知
だから自分は遠回りして汗をかく」

パチンコ必勝ガイドが今年の暮れに30周年を迎えるそうだ。いろいろと記念企画があると思うので、「昔は買ってたよ」という方も、久しぶりに手にとっていただきたいものです。
さて、その必勝ガイド、思えば石橋達也さんを筆頭に先輩が多くいた。同期くらいの人も、後から入った人もいる。
でも、先輩で残っているのはスロガイの負男さんくらい。パチンコの方は最古参になっちまった。

別に何か特別な物を持っていたから、自分だけ残ったわけじゃない。「この生活が続けばそれでいい」という面倒臭がりな性格と、「起業して一発!」なんて望みを持たなかっただけのことだ。
辞めていった人達の多くは前向きで才気煥発、残っていれば自分なんかよりはるかに誌面に貢献したと正直思う。

パチンコもそう。引き際を考えずにただズルズルと続けてきただけとも言える。
10年くらい前からかな? パチプロ&スロプロの世界では先を案じたのか時流なのか、投資の世界に挑戦する人がどっと増えたと聞く。身近にも何人もいるしね。
自分はそれを聞いても、「よし、俺も」という気にはなれなかった。

そうそう、よくコラムに書くけれど、長いこと現場と取材で化け物達を見て「やっぱスゲー奴は別世界だわ」と思ったのも事実。自分には一流になる資質もモチベーションもなかった。

そんな自分がなんでまだパチンコの世界で生き残っているんだろうね。
これは望みが低いのも理由の一つ。景気が良かった頃には、自分程度でも楽に勝てた。あんまり無駄遣いしなかったからかな。今は「現状が続くなら(これは甘い認識でもあるが)、後は慎ましく生きて蓄えを減らさねば十分」と思っている。

もう一つは化け物達を見て、分を知ったこと。「センスが無いのなら汗をかくべし」これは座右の銘になりつつある。
ちょっと打ってわからないなら、時間と手間&お金をかけて調べる。才能が無い奴は泥臭くやっていくしかないという意識だね。
今は相当な確信を持って「攻略にしろ立ち回りにしろ、脇道ばかり歩きながらどうにか生きていられるのは、自分を過大評価しなかったからだ」と思っているよ。

「谷間の一日、もう一度
どらむエヴァを詰めてみよう」

最近は稼働が低調。これは手持ちホールの状況悪化(暦で狙っても空振りが増加)もあるし、夏場の「移動はしんどいから、入った店で何とかする」の行動を続けているのが主な理由。
後者は手持ちの駒が増えないので、精神的には楽でも先で右往左往する原因になりかねずやっかいだ。
店廻りが億劫になる冬はすぐそこ。どうしたものかねえ…。

そんな懸念を抱きつつ、これといってアテがない谷間の本日はバラエティコーナー充実の3円店へ。
今日はドラムのエヴァを打つつもりで来た。夏場に夕方まで打ったっきりで、出玉関係を詰めるのはほったらかし。「極めたらクィーン2018くらいの、状況によっては打てるレベルまでいけないか?」の検証が目的だ。

ちゅうわけで、まずは前回と違う台に着席。ヘソが(夏場からシメなのか)前にやった台に劣るが、その分いいこともないかなあ…。
うん、ないっすね(笑)。再プレー500個で38回転。

諦めて前回の台へ。
こっちは前と回りが変わらないのか(ぶっちゃけよく覚えてない)、再プレー500個で50回転のあと、もう250個を入れて63回転目に緑保留ながらミュージック何とかから魂のルフランが流れて大当り。
これが4R~4R~8~16Rと続いて4連チャン。上々の出だしか。

出玉関係の検証は、「5Cしたら右へ」の振り打ちでのオーバー入賞が32R中14個。
やっぱり物足りないなあ。フィーバークィーン2018は6割、7割当たり前だったから。
これは風車の外側に逃げた玉が、クィーンよりアタッカー手前でこぼれやすいからか、はたまた店の調整か? 前者だと思うけどね。

電サポ中はなんとなく2個打ちで合わせていた前回から、キチッとタイミングを決めて同じ2個打ちで再トライ。
「開放1回目は開いたら2個。2&3回目は閉まったら2個」でやってみるが、やっぱりビシっとは合わない。もともと電チュー(ミニアタッカー)まで距離があり過ぎるのは仕方ないんだが、小デジ回転時間が微妙に毎回違うのが痛いところ。
小デジ回転が短い時は3回目が閉まってからの2個打ちが終わる前に1回目が開くし、長い時は打ち出しが早すぎてしまう。4つのランプで決まる小デジにはハズレのパターンもあるし…。

持ち玉を飲まれて3倍ほどハマったところで、追加1125個の486回転で今度は6連チャン。
先ほどの反省で、途中から大当り中は左側でひねる打法を試す(右からはヘソにも入りにくい台だし、最初はアタマに引っかけておいて、徐々に弱めていく)。こういう偶然性に期待する打ち方はムラも大きいし(海でさんざん経験済み)、今日は一日やってデータを採ろう。

電サポは相変わらず。「精度を上げれば違うかも?」と、先ほどと同じ打ち方を必死で試すが、やっぱり減る。
スルーには余裕があるし、リーチや電チュー保留が満タンの時は、電チューが開いていても止めるべきだろうか…。

こういう時、自分は本当に才能が無いのを思い知る。昔、天才?トミー君という凄腕のプロに「ネタになるかどうかって、どう判断してる?」と質問した時に、返ってきたのは「う~ん、感覚ですね」と言われたものな。
センスで判断できないのなら、鈍臭い人間はダメとわかるまで試すしかない。冒頭の座右の銘通りっすよ。

以降は持ち玉が繋がったので、ダラダラと粘りつつ(幸いにして回りはある程度あり、出玉のロスを考慮しても、カミさんのパート代くらいにはなる計算)、思いついたことを当たる度に試す繰り返し。
フィーバークィーンのメロディーが突然流れて当たるのを知ったり、ハマリ通しだった前回よりは演出も楽しみながらね。

結局、最終的に電サポ中は「1セットのアタマが合わないなら、1回目が開いた時と2回目が閉まった時だけ2個打ち」にしてみる。
1セット4個打ちでもスルーの抜けは大丈夫だし(さすがに2発に1発の抜けはないので、1セットに2個だけ打つのは断念)、小デジ停止に翻弄されてタイミングが合わないことがあるのが後半の2個だけで済む(こちらもタイミングのバラつき次第では拾われることも多いし)。

これでもまだ玉は減る。減るが、さらにリーチ中&電チュー保留満タン時に止めるのと、ST時に保留は全部待つことで、クィーンに近い効果はあるかも?
アタッカーのオーバー入賞の方は左でひねっても振り打ちと大差はなく、今日の台(1R117個で千円23個)ではお金にならないけれど、まあいつも書いている通り「十に一つの収穫」で十分。今日はその九の方だっただけだ。
自分はめげずに鈍臭い試行と検証を続けていくさ!

だいぶ運勝ちの末に、9870個獲得して定時の21時に稼働を終える。

実戦データ
33玉交換 どらむ☆エヴァンゲリヲンPINK

4連チャン(32R) 63回 再プレー750個
6連チャン(60R) 50+486回 再プレー1125個
2連チャン(12R) 50+170回
単発(4R) 50+205回
3連チャン(24R) 50+21回
3連チャン(16R) 50+30回
2連チャン(8R) 50+259回
3連チャン(12R) 50+39回
2連チャン(12R) 50+26回
2連チャン(20R) 50+50回
単発(16R) 50+200回
単発(4R) 50+33回
当たらず 50+20回

投資計再プレー2375個
出玉9870個
収支+22700円相当
23.1回/千円(117個/R換算~玉積み制のため丼勘定)