パチンコ勝負、次の機会は別の専門誌でのことだった。
その本は石橋達也さんが編集プロダクションを起こして、立風書房という出版社から出ていた「猛爆パチンコ王」という専門誌。

形式は「知らぬ土地へ6人が参加して、三日間の収支を競う」というもの。
前日に名古屋や奈良等に入り、夕方から下見時間があるものの、土地勘はないのでほぼぶっつけ本番だった。

こちらでも、まさに対応力の無さを露呈する感じで、毎回初日のふがいないパチンコがトータルを圧迫し、3度出場した企画は全て6人中2位と3位で終わったのをよく覚えている。
二度目の名古屋戦では、二日目までマイナス収支で追い込まれて、「もう荒いのは嫌とか言ってられない」とばかり、2回ループのフィーバーパワフルをやるはめになったものだ。結果は千円40回&玉増えバリバリの台で運勝ちしてプラスになったけれど、「なら、最初からやっとけ」とも反省したりした。低換金の交換ナンバーありのラッキーナンバー制でも、現金投資で日当出る台だったから。
まあ、下手くそだったってことですね。

ちなみに、こういう企画になると、自分はツルむのは違うと思ってしまう。情報交換もしない人に対してズルしてる気になるし。「一緒に下見で廻りましょう」と言ってくれた人にも、責任者の石橋さんの顔色も確認した上で、丁寧にお断りをしたし。

あっ、協賛店つき(その店の中だけで企画が行われた珍しい回)の時もあり、店の駐車場に止めてあった(多分オーナーさんの物)ベンツに「北方領土返還!」とステッカーが貼ってあったのにはビビッた~。
帰りの新幹線でコーディネーターさんに「これはオーナーからの気持ちです」とお小遣いを渡されたけれど、返しようもないしな。そんな場面は後にも先にもこれ一度でした。
その店では主任さんに「ヌシらぁ、東京のどこのもんだ?」と実戦中に聞かれたりしたこともありました。自分はビッグバロンという3回権利モノをサービスタイムに持ち玉にして頑張りプラスになったのですが、素晴らしいヒキで優勝したアビコ君も含めて、「ウチの店でこんなに出すとは、なかなかやるな」という意味に解釈したもんです。思い込み過ぎかな?

注)猛爆パチンコ王の画像は「根無し草の日々」というブログをやっている、kuziraさんの所から拝借しました。私も更新していた期間は楽しく閲覧させていただきました。